2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

コメントをいただいた方々への返事

大阪から昨夜の新幹線最終列車で戻り、今日は急ぎの返事に追われました。まだ、いくつもの依頼に対して、返事ができていません。順次返事を書いていますので、返事待ちの方々には、いましばらくご猶予をお願いします。 生態学会大会中に、このブログにもいろ…

生態学会レポート

日本生態学会大阪大会も2日目を終了。懇親会→2次会を終えて、ホテルに戻り、洗濯をしたあと、フロントの前のインターネットブースで、このブログを書いている。 昨日の午前中は、シンポジウム講演の準備。一般講演もいくつか聞いた。昼前から、ポスター会…

ウェストナイル熱媒介蚊対策(続)

生態学会全国委員会に出席中。 ウェストナイルウイルスは、媒介する蚊の種類が多い点で、従来の感染症とは大きく異なる。11種の蚊を全部駆除するのは、到底現実的ではない。この点は、「ガイドライン」でも考慮されており、「発生量・人および鳥嗜好性の点か…

ウェストナイル熱媒介蚊対策に殺虫剤フェンチオンを使うな

日本生態学会自然保護専門委員会に出席中。厚生労働省が平成15年6月18日に各都道府県に配布した「ウェストナイル熱媒介蚊対策に関するガイドライン」では、媒介蚊防除用殺虫剤リストに、有機リン系殺虫剤であるフェンチオン製品を多数あげている。フェンチ…

みぞれ酒・フーバーワイン・テキーラ

昨日は、報告書原稿を昼過ぎに書き上げ、1時59分福岡発の「ひかり」で大阪入り。新幹線車中では、禁煙席の「オフィスシート」(PC用コンセントのある座席)をとり、別の報告書の様式を2種類作成。新神戸までノートPCで作業したので、少し胃がもたれ…

今日のサイエンス:「タコ記事」に加えキツネが大問題

上記のタコ記事は、サイエンス3月25日号の短報(Brevia)に掲載されていました。この号には、他にも面白い論文が出ていますが、とくに私が注目したのは、次の論文。 Introduced Predators Transform Subarctic Islands from Grassland to Tundra D. A. Croll…

二本足で歩くタコ

今日の毎日新聞ウェブ版に、「メジロダコ:2足歩行を撮影 米カリフォルニア大のチーム」という記事が出ている。「理系白書ブログ」の元村さんの記事だ。あの「サイエンス」に報告されたそうだ。「理系白書ブログ」に「毎日インタラクティブでは動画が見られ…

屋久島から戻りました

屋久島では、ノートPCの通信機能障害のため、ネットにアクセスできませんでした。その屋久島から、昨夜遅く、無事戻りました。 屋久島滞在中に、福岡に激震が発生しました。玄海島の方々をはじめ、被災された方々が早く正常な生活に戻られるよう祈念します。…

屋久島を前に生物多様性調査について考える

フェリーで屋久島にわたるには4時間かかるが、学生の論文原稿をかかえてきたので、あっという間に過ぎてしまった。あと15分で上陸である。 屋久島では、地を這うような植物の分布調査をしている。100m×4mの調査区を設置し、植物のリストを作るという単純な…

南原教授ミミズを語る

屋久島に車でわたるために、今夜は鹿児島泊。ホテルには9時半ころについた。テレビをつけてみると、おや、南原教授ではないか。というわけで、「不機嫌なジーン」を10分ほど見た。 ジン子は、「諫早湾」(とすぐにわかる設定の湾)の環境影響評価調査報告書…

江川さんの堀江論

2月10日の江川紹子ジャーナルに、「新聞・テレビを殺します」 〜ライブドアのメディア戦略 という記事がアップロードされていた。ホリエモンへのインタビューにもとづき、堀江戦略の意義と弱点を論じられている。私には納得のいくところが多い、バランス…

新聞の書評を読み比べ

出張先では、機内やホテルで新聞を読み比べできる。今朝は、毎日・朝日・読売・日経の4紙を読んだ。もちろん、全部の記事を読んだわけではない。全部は、too many to readだ。ちなみに、4紙のイニシャルをつづると、MANYになる。 今日は日曜日なので、書評…

会社は誰のものか?

ニッポン放送の新株予約権に関する「差し止め」の仮処分が出た。ライブドアによる買収がニッポン放送の企業価値を上げるか下げるかは、株主が判断することであり、ニッポン放送の現経営陣が「下げる」と判断して企業防衛のために新株予約権を使うことは、認…

ノートPC不調

昨日から、日本植物分類学会大会に参加するため、高知に来ている。会場の牧野植物園では、PHSの電波が届かず、シンポジウムの実況中継ができなかった。 昨夜、評議員会が終わり、ホテルに戻ってネットにアクセスしたところ、ノートPCの動きがやけに遅い。ノ…

世代の差

ホリエモンこと、ライブドア堀江社長の評価をめぐって、「世論が二分している」そうだ。新世代の改革者というようなポジティブな評価と、礼儀しらずの無法者というようなネガティブな評価があるらしい。しかし、このように世論の評価を2つに分類しているの…

ネットは新聞を殺すのかblog

「理系白書ブログ」で、記者のブログが紹介されていた。アドレスをハイパーリンクしといてほしかったなぁ。 時事通信の湯川さんのブログ:「ネットは新聞を殺すのかblog」 名前はぶっそうだが、中身は「記者魂」に貫かれていると見た。今日は、「記者はもっ…

報道のあり方(続)

今日は空を2回飛び、研究室に戻ったところ。宮崎での会議の直前に、元村さんからのコメントを見て、短い返信を書いた。今夜中に片付けねばならない仕事がいろいろあるが、元村さんの質問に答えていないのが気がかりなので、ブログを書いてしまおう。まず、質…

心と時間の余裕

また、0時をまわってしまった。「理系白書ブログ」で、「実感としては、心と時間の余裕がないと、読者とのコミュニケーションはお題目に終わる」と元村さん。私はと言えば、時間の余裕がないときほど、ついブログを書いてしまう(苦笑)。もっとも、本当に余…

「自然再生事業指針」に取材

Y新聞科学部の記者の方から電話があり、「自然再生事業指針案」に関連する話題を取材していただけることになった。生態学会大阪大会で、「フォーラム 自然再生事業に望まれる生態学的基準」を開催する。まずはこのフォーラムにご参加いただき、そのあとでイ…

報道のあり方

「理系白書ブログ」で、「ほりえもんのメディア論」にコメントしたところ、管理人の元村さんが、意見をとりあげてくださった。 ・空飛ぶ教授さん「情報の正確さが第一。正確な一次情報をネットで得られる状況になれば、新聞はすたれる。正確さを担保できない…

「九州大吟醸」お披露目

昨日は、午前・午後と学内で予定をこなしたあと、2時すぎに大学を出て新キャンパスにむかい、4時からの「九州大吟醸お披露目会」に出席した。地元の方々と一緒に、良いスタートができた。 5時前から乾杯するのは避けようという判断から、1時間あまり、ミ…

スギの大量伐採は温暖化を促進するか?

今日の毎日新聞3面は、「妙案なくつらい春」と題して、花粉飛散量急増の見通しと、政府の花粉症対策をとりあげている。その記事の中で、納得がいかない説明があった。スギの大量伐採は、温暖化対策に逆行するから、できないというのである。 厄介者だとスギ…

設定変更

shimitsukiさんのアドバイスに従い、トラバを表示するように設定を変更しました。ついでに、日付を変える時間を午前2時に設定しました。これで、深夜と「翌日」が別の日付になり、今日のような長〜いブログがなくなるでしょう。きっと・・・。*人気Blogラン…

アポイ岳におけるお花畑の衰退

shimotsukiさん、ngtさん、アポイ岳に関するコメントをありがとうございました。アポイ岳の高山植物群落については、昨年の生態学会釧路大会で、シンポジウム「北海道アポイ岳の高山植物群落」が開催されました。このシンポジウムの講演要旨で、「アポイ岳に…

桜餅とホリエモン

理系白書ブログで、私の好物の桜餅がとりあげられていたので、つい口出ししてしまった。桜餅といえば、向島・長命寺の「山本や」。あぁ、食べたい。今度、東京に出張したときには、浅草まで足を伸ばしてみようかな。 理系白書ブログの話題は、続いて、ホリエ…

温暖化の生物への影響をどう評価するか

中西さんの雑録へのコメント(4日のブログ)を読んだTAKENAKAさんが、「温暖化の生物への影響」を10年程度で評価できるのか、と疑問を投げかけられている。平均気温が4度増加するなら、私は評価できるのではないかと思う。もちろん、それが評価できる生物と、…

温暖化をめぐる冷静な議論

地球の温暖化に関しては、中西準子さんが3月1日の雑感294で「頭を冷やそう!温暖化問題−不確実性の大きな事象にどう対処するか?−」と題して、冷静な議論を展開されている。 まず冒頭で、温暖化や生態系への影響の予測に不確実性があるから温暖化ガス排出抑…

雪のたより

学生たちと「九州大吟醸」を飲んでしまった。まだ宵の口だが、今日はBlogを書いて、帰ってしまおう。 関東は、朝から雪が降り積もったようだ。いろいろな人が、雪の話題を書いている。 leeswijzerさん〈dagboek〉は、午前5時に起きて、「おお,雪が降ってい…

絶滅危惧種のホットスポット

本日届いた500件あまりのメールを処理しているところ。IUCNから、絶滅危惧種のホットスポットについてのアナウンスが届いていました。最新版で、あらたに日本が指定されたことについては、2月9日のブログで紹介しました。この「ホットスポット最新版」につい…

九州大吟醸は、うまい!

調査の後は、浜地酒造さんに寄って、しぼりたての「九州大吟醸」を試飲。舌にやさしい甘みと、ほどよい香りがうまく調和している。うまい! 楽器にたとえるなら、やわらかい音色のハープ。浜地さん、おいしい酒をありがとうございます。仕込みを手伝った学生…