2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

キワタ科の一種

キワタ科の一種。キワタ科は世界の乾燥熱帯に広く分布し、乾季にすっかり葉を落とした状態で、大型の花を咲かせる。メキシコで見た種(属はおそらくPseudobombax)は、枯れあがった林の中で咲いていたので、よく目立った。カンボジアで見た種は、まだ多くの…

生態学I授業終了・マスコミ報道追記・普天間問題についてのアメリカの姿勢

今日の一時限目で、生態学Iの授業を終えた。今年度の後期は、グローバルCOEやCOP10対応など、例年にない大仕事をかかえているために、授業準備の時間が不足気味だった。このため月曜の夜は、翌日一時限目の授業準備のために深夜帰宅することが多かったが、今…

小沢報道をめぐる江川紹子さんのマスコミ・検察批判

http://www.egawashoko.com/c006/000315.html この間のマスコミ報道に気持ちの悪さを感じていたが、江川紹子さんが書かれた、スジの通ったマスコミ・検察批判を読み、すっきりした。私も江川さん同様に、小沢幹事長の支持者ではない(むしろ反小沢)。しかし…

ツクバネカズラ科ツクバネカズラ

ツクバネカズラ科(Ancistrocladaceae)はツクバネカズラ属(Ancistrocladus)のみからなる小さな科で、熱帯アジアと熱帯アフリカに約20種が知られている。DNA配列による系統解析の結果によれば、モウセンゴケ科やウツボカズラ科と一緒にまとまる。写真の植物は…

ニクズク科ニーマ

D3のNさんが今年度中に学位を取得するためには、明日(今日)の生物科学部門運営委員会で学位審査会設置の承認を得る必要がある。その後27日までに事務に必要書類を提出し、2月10日の教授会で学位審査会設置の承認を得たあと、審査会を開催し、3月の教授会で…

猛暑のカンボジアから激務の日本へ

土曜日朝にカンボジアから帰国し、週末は自宅で書類と格闘。月曜日も終日しめきりに追われた。 今日は、年末・年始に書いた総説をついに投稿した。共著者が大幅に書き直してくれたおかげで、かなりバランスのとれた総説になった。欧米の論客4名を共著者に迎…

国際生物多様性年の幕開け

今年は、生物多様性にとって、歴史的な年である。まず、国連が定めた国際生物多様性年である(→EICネットの解説)。「国際生物多様性の日」(5月22日)に、「世界の生物多様性概況第3版」(Global Biodiversity Outlook 3:GBO3)が発表される。GBO3では、「…