2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

東太湖の水質と水草

今日は湖州市で、苕溪の河口が南太湖に開く場所を見たあと、東に進み、東太湖の湖岸を2箇所で観察した。 湖州市の苕溪河口では、「太湖大堤」という護岸工事と連動した大規模な湖岸公園建設が進行中である。計画されているのは巨大な観光施設である。工事現…

太湖と天目山をつなぐ研究計画

太湖の南西には天目山がそびえている。天目山には、スギ属のCryptomeria fortunei(スギ属には日本産のスギとこの種の2種しかない)、キレンゲショウマなど、西南日本の太平洋側(いわゆるソハヤキ地域)と関連の深い植物が多数見られる。天目山の植物を調査…

ユビキタスジェノタイピングキックオフミーティング・その後上海へ

25日には、絶滅危惧植物の全個体をマイクロサテイライトでジェノタイピングするというプロジェクト(代表者は京大の井鷺さん)のキックオフミーティングに出席した。 とある絶滅危惧種の全個体をジェノタイピングしてから、種子の遺伝子型を調べたところ、未…

GCOE特任スタッフ不採用通知・集中豪雨

名古屋以後、あわただしい日々が続いている。記録を書きとめておこう。 名古屋から戻った23日には、GCOE特任スタッフ応募者に対して、不採用通知を送った。名古屋滞在中に6名の審査員と連絡をとり、採用者を決めた。残念ながら不採用になった方々に、できる…

アジア太平洋地域生物多様性観測ネットワーク始動

ASIAHORCsシンポジウムに続いて、「アジア太平洋地域における生物多様性観測のネットワーク化に関する国際ワークショップを開催した。昨日、この会議の成果として、「アジア太平洋地域生物多様性観測ネットワーク」(略称AP-BON)が発進した。 今後、運営委…

ASIAHORCsシンポジウム終了

ASIAHORCs(アジア研究助成機関長会議)主催の合同シンポジウム「生物多様性:特徴、保全、持続的利用」が無事終了した。組織委員長として、企画の最初から関わり、開会の挨拶からシンポジウムのまとめまで、たっぷり働いた。ASIAHORCs合同シンポジウムは今…

名古屋観光ホテルの防災体制に疑問

私はホテルに泊まるとき、原則として階段を利用するようにしている。健康上の理由もあるが、万が一の火災や災害時にそなえる意味もある。階段を利用すればそのホテルの防災体制がよくわかる。防災上不安のあるホテルには、二度と泊まらないようにしている。 …

名古屋観光ホテルからのメッセージ

7月23日追記 新幹線車中にて 名古屋観光ホテルには、17日から22日まで、6泊した。23日のチェックアウト時に、女性スタッフから封書を手渡された。開封すると、名古屋観光ホテル防火・防災管理者(総務部部長)からの7月21日付けの書面が入っていた。非常口付…

腹が北山でも胸には一物

これから人間ドック消化器コースで大腸の検査を受ける。その準備にほぼ2時間かけて、腹に一物もない状態になった。しかし、腹に何も入っていなくても、心中滅却というわけにはいかないものだ。あれこれと考えごとをしながら、検査を待っている。 昨日で、グ…

検査食を・・・

明日は人間ドックで消火器消化器コースの検査を受ける。このため、今朝から検査食。レトルトのおかゆに卵のあんかけを食べて、出勤した。 昼はゼリー。間食にスナック。年に一回のことなので、むしろ、他の染み楽しみですらあった。 しかし。検査食を・・・…

苛立ち解消法

いつだったか忘れたが、ブログでは愚痴は書かないようにしようと決めた。いらいらをそのまま文章にして世界に発信するのは、考えてみればかなりはずかしい。 しかし、苛立ち解消法について書くのは、前向きで良いかもしれない。 このところ、「代表者」稼業…

咲きほこるエゾキスゲの花園

小清水原生花園で修士1年のMさんがエゾキスゲの開花・送粉生態を調べている。今年の調査地の状況を見て、調査計画を現場で相談するために、私も2泊3日で小清水原生花園を訪問した。女満別空港に着いた初日はどしゃぶりの雨だった。4月から結構な日数でフィー…

第15回琵琶湖賞に中村太士さん

昨日は、滋賀県知事公邸で開かれた第15回琵琶湖賞授賞式に出席した。琵琶湖賞は滋賀県が設立し、第14回まで滋賀県が主催してきた。しかし、県の財政難の下でこの事業を続けるのは適切でないという「事業仕分け」に関する外部評価が出されたたけ、滋賀県によ…

グローバルCOE特任スタッフの待遇

グローバルCOE「自然共生社会を拓くアジア保全生態学」が採択された。これまでに2回落選し、辛い思いもしたが、2回落選したおかげで東大の鷲谷さんらと連携した提案をすることができた。環境省地球環境研究総合推進費 「トキの野生復帰のための持続的な自…