世代の差

ホリエモンこと、ライブドア堀江社長の評価をめぐって、「世論が二分している」そうだ。新世代の改革者というようなポジティブな評価と、礼儀しらずの無法者というようなネガティブな評価があるらしい。しかし、このように世論の評価を2つに分類しているのはマスコミで、私のように中間的な評価をしている人も少なくないと思う。私はホリエモンの問題提起は重要なポイントを含んでいると思うし、彼には彼なりのビジョンもあると思う。しかし、「金で買えないものなどない」と言わんばかりのやり方には、共感できない。
「世論が二分している」かどうかはともかく、若い層にホリエモン支持者が多く、年配層にホリエモン批判が強いという傾向があるという指摘には、納得がいく。どこかの新聞が、きちんと統計をとって、この傾向を検証してくれないものか。
先日の教授会で、退官される教授の方が、学園紛争時代の思い出を語っておられた。毎年の光景である。私はまだ、退官まで13年ある。私が小学校に入学したとき、今年退官される先生方は、大学生だったわけである。私は、中学3年のとき、東大安田講堂攻防戦をテレビで見た。そのころ、紛争のさなかで大学に勤務されていた先生方の退官が、ここ数年続いている。私が大学に入学したころには、紛争は沈静化していた。まだ名残火があったが、紛争世代の方々とはまったく違った大学生活を送った。
年配の先生方と話すと、「世代の差」を感じる。
高知空港から市内に向かうバスの中で書いているが、はりまや橋についたので、続きはまたのちほど。