南原教授ミミズを語る

屋久島に車でわたるために、今夜は鹿児島泊。ホテルには9時半ころについた。テレビをつけてみると、おや、南原教授ではないか。というわけで、「不機嫌なジーン」を10分ほど見た。
ジン子は、「諫早湾」(とすぐにわかる設定の湾)の環境影響評価調査報告書に、南原教授の名前を見つける。南原教授は、「諫早湾」の環境影響評価委員会の委員をしていたらしい。初期の報告書では、堤防閉切りにより、タイラギなどの貝類には大きな影響が及ぶ、湾内だけでなく、湾外にも影響が出る可能性が高い、という予測が書かれていた。しかし、この予測に対して、「対策により、影響を最小限に抑えることが可能である」という最終的な結論が下されていた。南原教授は委員会で戦って、敗れたのだ。ジン子は、南原教授の苦悩を思い、彼を見直す。
再会したジン子に、「科学者なんて、政治にかかわれば無力だ」と語る南原。おいおい、ちょっと情けなくないか。最終回までのあと2回で、南原教授が「力」を発揮するところを見てみたい。
道路と環境をめぐるパネル討論で、「道路をアスファルトでかためれば、生態系を支えるミミズがすめなくなる。ミミズのいない地球に未来はない」と言ってのけたのは、なかなか良かった。ここで、どちらかと言えば嫌われ者のミミズを登場させた大森美香さんの「まなざし」に共感する。
しかし、最後の「おさらい」で、「ハンサム」(オダジョー)が登場したのに、「ミミズ」が登場しなかったのは、ちょっと残念。月9のドラマで、映像を見せる生き物ではないということか。もっと、ミミズ・ファンを増やしたいものだ。
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