2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

進化学会講演準備完了

明日から国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される、日本進化学会大会2006では、3つの講演を引き受けている。昨日から準備を始め、何とかパワーポイントの準備を終えた。 講演は、以下の3つ。 ワークショップ「進化学の教育と研究を考える〜研…

オアハカ紀行

息をするように日記を書くMさん。やっぱり書いてたのね。 Another Oaxaca Journal(12-20 August 2006) とりあえず、リンクを張っておいて、読むのはまた今度。 さて、進化学会の準備をしなくっちゃ。

「ダーウィンの足跡を訪ねて」書評へのリンク

しし丸先生の教え shorebird 進化心理学中心の書評など ふっと思って 烏有亭日乗 日日雑記 日々平安録 寿限無の読書録 shorebirdさんの書評のあとに、こう書かれていた。 文一総合出版は一時ダーウィン著作集の構想を打ち出したが,わずか3巻がでたのみで,…

ダーウィンの足跡を訪ねて

ダーウィンの足跡を訪ねて 長谷川眞理子 集英社新書ヴィジュアル版 ISBN:4087203557 本文がわずか196ページの新書であるが、とても贅沢な本である。 何よりも、エッセイとして面白い。そのテーマは、旅行であり、歴史であり、そして人物である。しかも、ガラ…

私のスケジュール確認は個人サイトで

私はスケジュール表をウェブサイトで公表し、会議の日程調整においてダブルブッキングが生じないようにしている。 私のウェブサイトには、公式サイトと個人サイトがあり、スケジュール表だけは両方で更新できるようにしている。どちらかのサイトが使えなくな…

モニタリングサイト1000

地球環境の変化と言えば、地球温暖化がとりあげられることが多い。もちろん、地球温暖化は、重要な問題である。しかし、私たちの身の回りでは、地球温暖化よりももっと激しい速度で、環境が変化している。 19世紀後半から現在までの地球規模での平均気温の増…

「自然再生展」構想

週末の「自然再生ハンドブック」検討合宿は、無事終了。 「自然再生事業指針案」を検討した1年半前の合宿と同様、合宿参加者の「熱意と経験値と冷静さ」はすばらしかった。 まず私から、第3章「自然再生事業指針の運用例」のサンプル原稿(「対象」「基本認…

アニメ「ゲド戦記」:最後の評価

3回目を見てきた。 私のこの作品への評価はほぼ固まっているが(1回目の感想、2回目の感想)、いくつか確認したいことがあった。ひとつは、クモを闇に返すときのテルーの表情と口調。もうひとつは、アレンが国に帰る決意を語るときの表情と口調。いずれも…

偶然の再会

きわめて起きそうにない出来事でも、確率がゼロでない限り、起きることはある。今朝は、そんな思いを強くした。 上野の忍ばずの池のほとりを、東大に向かって歩いていたら、屋久島の知人にうり二つの人物が、むこうから歩いてくる。屋久島の山に分け入って、…

キヨスミウツボ群落の墓碑銘

キヨスミウツボの生活 神戸市押部谷町木見新池での保全のとりくみから 中西收・小林禧樹・黒崎史平 著 兵庫県植物誌研究会 ISBN:4990319702 この本が書かれた経緯が、あとがきに紹介されている。 我々が新池周辺でキヨスミウツボを発見したのは、1987年初夏…

ル・グウィンの言葉(3)お手紙ありがとう

吾郎監督のアニメ「ゲド戦記」を見た原作ファンから、ル・グウィンさんにたくさんメールが届いているそうです。 ある者は映画が原作といかに違うかを嘆き、ある者は力強く映画を擁護し、またある者は・・・。 I thank all these writers.

ウシゲノム解読完了

チンパンジーより先に、ウシゲノムの解読が完了したそうです。 自然再生ハンドブックの原稿がうまく書けない。もう〜〜〜。

微生物の世界

昼食から戻ったら、以下の本が届けられていた。 微生物の世界 監修:日本菌学会ほか 編集:宮道慎二ほか 発行:筑波出版会 発売:丸善 ISBN:4924753564 12,000円+税 朝日新聞「ひと」欄で、自称「微生物の宣教師」、宮道慎二が紹介されており、この本をぜひ…

ル・グウィンと交渉にあたった鈴木プロデューサーとハヤオ監督の責任

風呂からあがったところ。 今日は、昼休みにアニメ「ゲド戦記」に対してはじめて批判的なコメントを書いたら、夕方にはル・グウィンさんの「ゲド戦記」評のニュースが届き、ゲド戦記について2回も書く一日となった。 ついでなので、もう一言、書いておく。 …

ル・グウィンの言葉(2)私はそんなに簡単な答えを出してはいない

原作者ル・グウィンのウェブサイトに、アニメ「ゲド戦記」評が掲載された。内容は、なかなか厳しいものだ。吾郎監督は、「言い逃れのできない全ての責任」を背負っていかねばならない。しかし、この作品を監督した以上、その責任からは逃げられない。 以下は…

アニメ「ゲド戦記」再論

「蝸牛の歩み」さんから、トラックバックをいただいた。私のブログを、鑑賞前の参考にしていただいたとのこと。Yahoo Movieなどでは「酷評」がほぼ半数をしめている状況なので、私は積極的に「擁護派」のコメントを書いてきた。私のコメントが、この作品を冷…

評価と報奨のむつかしさ(2)

今回は、研究の評価について考えてみる。 研究の評価に関しては、教育の評価に比べれば、現実的な可能性がある。 教育と違って、人と人との関係ではないので、研究内容や研究実績についてはより客観的な評価ができる。 また、教育とは異なり、自分の探究心を…

評価と報奨のむつかしさ(1)

高校生と過ごした週末の合宿で、夕食の際に、大学教員の評価が話題にのぼった。大学では、努力して成果をあげた者に対する報奨制度がないが、これは組織のマネージメントとして不適切ではないか、という意見を聞いた。 私はこの意見に反対である。 大学教員…

ル=グウィンの言葉

アニメ「ゲド戦記」を見た、原作者の感想が、ゲド戦記監督日誌に記された。 It is not my book. It is your film. It is a good film. 簡潔だが、明晰な言葉だ。 excellentではない、しかし、good。 この言葉を聞くまでの、吾郎監督の緊張は、筆舌に尽くしが…

見えるものこそ・・・高校生と高原で過ごした2日間

高大連携合宿のファシリテーターとして、週末は高校生と一緒に、九重山麓のホテルで過ごした。テーマは「環境を科学する」。 254人の参加者(高校生)が、8つのサブテーマグループに分かれて、1日半、サブテーマについて討論し、ポスター発表をしあげるとい…

オープンキャンパス

今日は、九大構内に高校生があふれかえった。 10時半すぎに、生態科学研究室訪問希望者を迎えに、生物科学部門の説明会会場に向かう。 部門全体の説明を聞いた高校生を、各研究室の担当者が引率して、各研究室を見せて、説明をする。幸いにしてというべきか…

詐欺サイト

これがその詐欺ソフトサイトです。→ ココ これを見るだけなら、悪さはしないようです。 よくできてますねぇ。 こんなのに、ひっかかって、一日がつぶれてしまった。 カード番号まで破棄する羽目になってしまった。 事後処理には通帳が必要だそうで、明日も時…

なんとか復旧

Katsuraさんに紹介していただいたWinAntiVirusPRO 2006対策サイトにしたがって、WinAntiVirusPRO 2006をアンインストールし、Spybot S&D で残党を駆除。 これで、PopFileの再インストールが可能になり、通信環境が無事復旧しました。 Katsuraさん、ありがと…

WinAntiVirusProの詐欺商法にやられた!

一昨日、野外実験を打ち切って、デスクワークをはじめてまもなく、WinAntiVirusProの詐欺商法にひっかかったようだ。 無料スキャンテストをやったら、なにやらウイルスが感染しているという結果が出た。九大のブロックを潜り抜け、Norton AntiVirusのチェッ…

ゲド戦記を2回見て(2)

「ゲド戦記」について、「renkonnの日記」さんが、とても深い洞察を書かれている。 http://d.hatena.ne.jp/renkonn/20060729 http://d.hatena.ne.jp/renkonn/20060730 http://d.hatena.ne.jp/renkonn/20060801 昨日のエントリーで、ナウシカやラピュタの名シ…

ゲド戦記を2回見て(1)

昨日は、映画の日。半額日なので、ゲド戦記をもう一度見てきた。9時に「ゲド戦記」がはねた後、9時15分からの「時をかける少女」も見てきた。 そんな暇がどこにある、とあちこちから、ブーイングがきそうだが、仕事はちゃんとやっている。一昨日で野外実験を…