新年のあいさつ
あけましておめでとうございます。年末以来、30属についての分子系統解析の結果を一挙に報告する超大作論文の原稿を書き続けています。さきほど10属目の原稿を書き上げました。これで30属のうち3分の1についての原稿が完成しました。このペースなら、あと一週間あれば超大作1の原稿が完成しそうです。明日から他の仕事に割く時間を増やすので、ペースはおちますが、1月中には完成できるでしょう。現時点で図が32枚。全編で100枚をこえる超大作になります。ちなみに、これまで書いた原稿は、Acer, Aegopodium (Chamaele), Allium, Angelica, Anemone, Artemisia, Arundinella, Boehmeria, Chloranthus, Clinopodium, Corydalisの10属です。CardamineやChrysospleniumuについても結果は出ていますが、データ量が多く、かつ結果が複雑なので、後回しにすることにしました。今年はまずこの超大作論文1を投稿し、続いて30属の分類についての超大作論文2を夏までに投稿し、新分類群に名前をつけて保全対策の対象にできるようにします。さらに、30属の希少種・絶滅危惧種の分布情報をもとに、保全優先度の新しい定量的評価法を提案する論文を書きます。2月にはベトナムに調査に出かけ、東南アジアの植物研究も再開します。研究以外では、福岡市科学館ダーウィンコース・ニュートンコース・SDGs家族会議などの企画をさらに充実させます。また、九州オープンユニバーシティの新事業にも取り組みます。今年もどうぞよろしくお願いします。