2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

少女アスカ再生のものがたり

未来の話。少女アスカは宇宙で事故にあい、命をうしなった。ただし、脳死に至る前に、彼女の体は「救出」された。この時代には、脳を生かしたまま運び移植する技術と、細胞から個体を再生する技術が発達していた。アスカの体は移植可能な状態で地球に運ばれ…

COP11から帰国

COP11では、多くの参加者が「愛知目標」について言及し、それをいかに達成するかについて議論しているのが印象的だった。「愛知目標」は世界が共有する目標だということをあらためて実感できた。 深夜便でシンガポールに飛び、シンガポールを朝発って仁川空…

5つのアクションが、生物多様性国家戦略に

インドでは一夜明けて、COP11に出席中。ホール1で開催中の作業部会では、EBSAの設定など、海洋に関する議論が行われているので、それを聞いて、情報収集をしているところ。 さきほど、一般社団法人CEPAジャパン代表の川廷昌弘さん(http://cepajapan.org/ab…

インドに到着

生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)に参加するため、はじめてインドに来ました。ハイデラバードから送迎車に乗り、ホテルにチェックインしてメールをチェックしたところ。日本とは3時間半という中途半端な時差があります。日本ではいま朝の4時ですが、…

山中さんの研究展開

山中さんのノーベル賞受賞はうれしいニュースだ。山中さんがiPS細胞を作る条件を4つの遺伝子にしぼりこんだ論文は、発表された直後に読んだが、アイデアといい、手法といい、これぞ科学とうならされるものだった。山中さんのこの研究は、着想の時点で、とて…

屋久島南部の豊かな林床植生の終焉

4月22日の記事(http://d.hatena.ne.jp/yahara/20120422)で、ツルランの大群落が消失したことを書いた。10月7日には、この群落があった斜面に2004年に設置した6m×30mの調査区(3m×3mの方形区20個)の再調査を行った。ツルランだけでなく、ユウコクラン、ヤ…

ボルネオ初体験、後期スタート

8月13日にジャカルタに飛び、その後、スマトラ→えびの高原(野外実習)→韓国(チェジュ島でのWCC)→再びインドネシア(ボルネオ)と旅を続け、23日に帰国した。その後、先週は、九大で開催された日本遺伝学会大会、福岡大学で開催された環境アセスメント学会…