2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

DIVERSITASの会議終了

今日は、2つの講演のあと、3つのグループに分かれて討論をした。テーマは、生物多様性に関して、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のような、科学者が中心的な役割を果たすパネルをどのように組織するか、という難しい問題である。私には、何をどのよ…

プロテアの花

DIVERSITASの科学委員会は、昨日で終了。今日から2日間は、Science-Policy Dialog on Biodiversityという会議。南アフリカ政府のNational Research Foundationや、Ministry of Water Affairs and Forestの要人を招待して、生物多様性研究がいかに大事か、今…

日程表更新用のメモ

9月(27)28-29(30)日:bioGENESIS科学委員会(パリ) 5月8日:自然再生ハンドブック編集会議(東大農)

ケープバッファロー

クイズの答えは、ケープバッファロー。 バッファローには2つの亜種が知られており、その基準亜種が、ケープバッファロー(Syncerus caffer caffer)。何しろ、ケープ固有なので、南アフリカの人たちにとっては、とくに誇らしい動物なのだろう。 http://www.…

テーブルマウンテンの斜面を登る

ホテルの予約はDIVERSITAS事務局にまかせたので、いったいどこに泊まるかもよく理解せずにケープタウンまで来てしまった。来てみると、ホテルのすぐそばに、いかにも面白そうな岩山があるではないか。地図をチェックすると、何と有名なTable Mountainの東麓…

無線LAN接続成功

アンテナの修理が終わり、無線LAN接続に成功した。ただし、1日の利用料金が80ランド。また、電波状態はさほど良くない。しかし、ローミングサービスの電話代よりは安くつくし、転送速度も速いので、良しとしよう。

百獣の王はライオンにあらず

南アフリカの通貨は、ランド(Rand)。空港での両替では、1ランドが17.3円(ただし、これに手数料などが加算され、実際には18円)だった。100ランド札をおよそ2000円と思って暮らせばよいだろう。 換金の結果、ランド紙幣を4種類受け取った。 10ランド紙幣の…

ケープタウン到着

現地時間の7時半に、ケープタウンに無事着陸した。 ホテルにチェックインしたあと、例によってネットに接続するまでに一苦労。無線ランは、アンテナが壊れているようで、使用不能と判明。ケープタウン市内のアクセスポイントはなぜか、何度かけてもビジー。N…

しょうなんです

シンガポール空港にいます。9時間の待ち時間のうち、5時間が終了したところ。 福岡からシンガポールへの機内では、あいもかわらず、書類を書いた。シンガポール空港で、日本に送信した。 そのあと、この期に及んで、修士論文の英語をなおし、送信した。 そ…

ケープの植物多様性の系統樹による評価

トランジット・ホテルは残念ながら満室だった。しかし、シャワールームはホテルとは別にたくさんあって、すぐに使えた。暖かいお湯のシャワーをあび、髪も洗って、すっきりした。 そこで、少し勉強をした。 ケープ行きが決まってから、ケープの植物多様性に…

ホシクサモドキ科は超原始的被子植物

「ホシクサモドキ科」という植物の科を知る人はいないはずだ。なぜなら、私がここでつけた和名だから。学名は、Hydatellaceaeという。西オーストラリアとインドに分布する、ホシクサに似た「単子葉植物」であり、カツマダソウ科(Centrolepidaceae)に含めら…

日本植物分類学会賞受賞

「日本植物分類学会賞」を受賞しました。植物分類学が「終わった学問」「切手収集」などと厳しく批判された時代に分類学の研究室に進み、新しい分類学を発展させるために努力をしてきた者として、大変嬉しく思います。 昨日は、岡崎生物学コンファレンスの最…

『不都合な真実』の書籍版

不都合な真実 アル・ゴア著 枝廣淳子(訳) ランダムハウス講談社 2800円 ISBN:9784270001813 マイナス5度の札幌からプラス10度の東京に来た。15度の温度差の大きさを感じている。 羽田空港の売店で、上記の本を見つけ、さっそく購入した。 写真とグラフが多…

暖冬の意味

今年の冬は、東京でも福岡でも、ついに雪が降らなかった。記録的な暖冬である。 おかげで、地球温暖化を疑う人はずいぶん減ったようだ。IPCC第1作業部会が「温暖化の原因は人為起源」とほぼ断定したことに対しても、以前ほど批判的な意見が聞かれない。…

ニッチモデルと系統樹を統合するアプローチ

私が考えていたアイデアの一部が、すでに論文になっていることを知った。以下の論文がそれ。オープンアクセスジャーナルに掲載されている。 Yesson C and Culham A(2006a) A phyloclimatic study of Cyclamen. BMC Evol Biol. 2006; 6: 72. また、この著者…

つくし採り・のびる摘み

今日は昼に東京出張から戻り、午後はひさしぶりに伊都キャンパス(九大新キャンパス)生物多様性保全ゾーンに出かけ、林床移植地の番号杭の管理作業をしてきた。 今週は、環境研のTさんが林床移植地の調査に来てくださった。もしかして、まだいらっしゃるの…

修士論文発表会・学位審査会終了〜桜の香り

昨日、修士論文発表会が終わった。生態科学研究室からの発表は、なんと7人。過去最高だろう。 アメンボ・アナグマ・キスゲ・線虫・ステビア・ニワシドリ・ミゾコウジュ。 生態研らしく、材料は多様。 私の修士論文に比べれば、どれも高い水準だ。みなさん、…