2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

屋久島世界遺産地域科学委員会スタート

第一回世界遺産地域科学委員会を無事終えた。鹿児島空港で1時間半ほど福岡便を待つ間に、JALラウンジで科学委員会の情報発信用のサイトを作った。 → http://sites.google.com/site/yakushimasc/Home 事務局をつとめる環境省九州地方環境事務所でも情報発信を…

屋久島世界遺産研究フォーラム

今日は2時から、屋久島世界遺産研究フォーラム「屋久島の価値と科学の役割」で基調講演をさせていただいた。このフォーラムは、明日の第一回屋久島世界遺産科学委員会を前に、島民向けの公開講演会として開催された。基調講演のあとに、「求められる屋久島、…

九大伊都キャンパスでトノサマガエルを確認

環境監視調査の担当者から、九大伊都キャンパス生物多様性保全ゾーンでトノサマガエルを確認したという連絡が入った。送付された写真に写っているのは、間違いなくトノサマガエルである。 トノサマガエルは、環境影響評価のための聞き取り調査で記録されてい…

ASIAHORCs生物多様性シンポジウム若手発表者募集(25日まで)

JBON委員会(GEO BON日本委員会)のメーリングリストに以下の連絡を流した。Jeconet, Evolve, Taxaにも転載しようと考えていたのだが、その時間をとれずに研究室を出た。どなたか転載していただければありがたい。JBON委員のみなさま:昨日、1時から学振でAS…

特別入構証問題はひとまず解決

羽田空港でメールを受け取り、特別入構証問題はひとまず解決を見た。 社会人大学院生のAさんは遠隔地からの通学という理由で申請を受けつける。 野外調査等で車を使用する生物系学生については、生物学科事務室で学生への貸出用として特別入構証を管理する。…

特別入構証問題

執行部が九大構内に入構する車に課金する方針を打ち出した。7月を移行期間として、8月から課金が実施される。「普通入構」の場合、年間1万5千円が課金される。ただし、いくつかのケースについては例外措置が認められる。例外として認められた者には「特別入…

福智山

昨日は、福岡県植物レッドデータブック見直し調査の一環として、福智山に出かけた。 福智山は北九州市八幡東区の皿倉山から南に連なる山塊の最高峰であり、頂上は900mをわずかにこえる。照葉樹におおわれた山麓には3つの滝(白糸の滝、大塔の滝、七重の滝)…

伊都キャンパスでの初授業

昨日の5時限目には、伊都キャンパスではじめて授業をした。全学共通科目「環境科学概論」の一コマを担当し、一年生を相手に「生態系・生物多様性」について講義をした。昨年までは講義をしていた六本松キャンパスは、3月末でその歴史に幕をおろした。かわっ…

ジンリョウユリの花を徘徊するコロギス

夜間、ジンリョウユリの花に仕掛けたインターバル撮影カメラに、奇怪な昆虫が写った。どうやらコロギスの仲間らしい。小顎鬚や下唇鬚を使って花粉を集めて舐めているようだ。「口」を開いて「鬚」を動かしている様子は、かなり怪しい。触角には花粉が付着し…

3年目のジンリョウユリ調査

大学院生のYさん、卒研生のSさんと徳島県那賀町に4日間滞在し、ジンリョウユリの送粉生態に関する調査をした。早いもので3年目になる。ジンリョウユリには柱頭とやくがほぼ接していて、いかにも自家受粉しそうな花から、柱頭とやくが大きく離れていて、もっ…