徒然

ひさしぶりのブログ、若い世代へのYELL

ひさしぶりにブログのページを開いたら、先月の15日以来、記事が途絶えていました。記事が途絶えた理由はただひとつ、ブログよりも優先すべき仕事が山積していて、時間がなかったため。いまも、締め切りをすぎて何度も督促されている仕事、提出期限が迫っ…

ヨハネスブルグ・つなぐ

環境省生物多様性プロジェクトの公開講演会(6日)・研究会・拡大アドバイザリー会合(7日)を終えたあと、福岡にもどって8日の1時限目は、生態学Iの授業。その午後には空港に向かい、香港経由で南アフリカ(ヨハネスブルグ)に飛びました。ヨハネスブル…

紅白歌合戦は白組の優勝

私は紅組の圧勝と予想していたので、意外な結果でした。安倍内閣支持率に続いて、予想がはずれました。 21世紀に入ってから最近まで、白組の優勝が続いていました。その理由に関する私の仮説は、女性歌手の歌が個人の内面的な感情を歌ったものが多いのに対…

第2次安倍内閣発足

選挙直後は、私は新内閣の支持率は低率スタートになるものと思っていましたが、この間の状況の変化を見ると、60%台後半のかなり高い率になるだろうと、予想を修正しました。第一に、外交において韓国・中国との関係改善を意図した現実路線を選択する方向性…

忘年会

今日は研究室の忘年会。今年もあと4日を残すだけになりました。 今年の海外出張日数を数えてみたところ、10カ国、約120日。なんと、4か月も海外に出張していました。これに国内出張を加えると、一年のほぼ半分は出張していたことになります。それでも何とか…

安倍次期首相は早くも現実路線

安倍次期首相は、竹島を日本に編入した日にあたる2月22日に政府主催の式典を開くという自民党の公約について、「総合的な外交状況を踏まえて考える」と述べたそうです。そして今日、韓国に特使を派遣するとのこと。すばやい現実的な対応です。これで日韓関係…

選挙結果について考えてみよう

自民党が大勝し、再び政権が交代します。今回の選挙では、研究室の学生がいままでになく関心を持っていることが、とても印象的でした。研究室で、学生たちとずいぶん議論をしました。こんな経験は初めてです。みんな、どういう判断をすれば良いのか、ずいぶ…

アダプターをゲット

ふと思い立って、ラウンジの窓口に半券を持って行って、忘れ物をしたことを話したところ、15分くらいでアダプターが届きました。私の席は17Cだったのですが、別の座席にあったとか。電源とつなぐと「指定とは異なる製品が使われています」という表示が出…

忘れた!

成田に無事到着し、国内線にチェックインして、JALラウンジに直行。デスクを確保し、さあ、仕事の続きだと思ったとたん、ノートPCのアダプターを機内に忘れたことに気付きました。ガァ〜ん。しくじっちゃった。 帰路は300ドル払ってビジネスクラスにアップ…

GEO BON国際会議を終えて

朝4時半にアシロマ会議場を発ち、モントレー空港に5時ころに着いたのですが、6時発予定の便の出発が遅れ、延期された7時になっても動かず、乗り継ぎチェックの列に30分くらい並んで、自分の番がまわってくる直前に、ようやく搭乗開始になりました。ロスでの…

アシロマ会議場に到着、機内映画の感想

陸水域生物多様性の国際ワークショップのあと、天草に飛び、天草臨海実験所で1日から開催中の沿岸域生物多様性の国際ワークショップ初日に出て、10分間のあいさつをしたあと、カリフォルニアに飛び、さきほどアシロマ会議場に到着。移動中も仕事を続け、成田…

国際ワークショップのハシゴ

土曜日にFuture Earthのアジア地域ワークショップ(クアラルンプール)から戻り、明日からは、アジア陸水域生物多様性保全に関する国際ワークショップを伊都キャンパスで開催する。今夜は、国内外の参加者が博多駅周辺で懇親を深めたはずだが、私は失礼して…

Future Earth - 地球の未来にむけての持続可能性科学

昨夜、クアラルンプールに到着。今日から、Future Earth という、地球の未来にむけての持続可能性科学を推進するための新しい国際プログラムに関するアジア地域ワークショップに出席する。このプログラムは、ICSU(国際自然科学連合)が強力に推進しようとし…

形態へのこだわりが大隅さんのオートファジー研究の真髄

朝日賞受賞のときの記事で、「突然変異体を単離する研究で、形態へのこだわりをもたれていたことが印象的だった。機能変異をおこした突然変異体をスクリーニングすることに比べ、形態にこだわる研究では、顕微鏡をのぞいてこつこつと突然変異体を探す必要が…

大隅さんの受賞あいさつ

「誰もやらないことをやろうと考えて、腋胞でのタンパク質分解系の仕事に取り組んだ。タンパク質分解系がまったく注目されていなかった当時に比べ、オートファジー研究が生物学の中で大きな注目を集め、国際的にさかんに研究されている現状を見ると、隔世の…

大隅さん、京都賞受賞おめでとう

今日はこれから、京都賞の授賞式に出席する。基礎科学部門の受賞者は、大隅良典さん。 http://d.hatena.ne.jp/yahara/20090101 で紹介したとおり、大隅さんとは、東大理学部植物学教室で一緒に助手をつとめ、教養学部で一緒に助教授をつとめた仲である。とて…

ベトナム〜バンコク〜鹿児島

11月2−3日は南ベトナムのHon Ba自然保護区とBidoup Nui Ba国立公園を視察。4日はホーチミン市の熱帯生物学研究所で所長やスタッフと共同研究・学術交流協定の打ち合わせ。5日にバンコクに移動し、6日はタイ森林植物標本館(BKF)で、野外調査の打ち合わせ。7日…

少女アスカ再生のものがたり

未来の話。少女アスカは宇宙で事故にあい、命をうしなった。ただし、脳死に至る前に、彼女の体は「救出」された。この時代には、脳を生かしたまま運び移植する技術と、細胞から個体を再生する技術が発達していた。アスカの体は移植可能な状態で地球に運ばれ…

COP11から帰国

COP11では、多くの参加者が「愛知目標」について言及し、それをいかに達成するかについて議論しているのが印象的だった。「愛知目標」は世界が共有する目標だということをあらためて実感できた。 深夜便でシンガポールに飛び、シンガポールを朝発って仁川空…

山中さんの研究展開

山中さんのノーベル賞受賞はうれしいニュースだ。山中さんがiPS細胞を作る条件を4つの遺伝子にしぼりこんだ論文は、発表された直後に読んだが、アイデアといい、手法といい、これぞ科学とうならされるものだった。山中さんのこの研究は、着想の時点で、とて…

ボルネオ初体験、後期スタート

8月13日にジャカルタに飛び、その後、スマトラ→えびの高原(野外実習)→韓国(チェジュ島でのWCC)→再びインドネシア(ボルネオ)と旅を続け、23日に帰国した。その後、先週は、九大で開催された日本遺伝学会大会、福岡大学で開催された環境アセスメント学会…

ポンティアナにて

赤道直下のポンティアナ(Pontianak)のホテルに滞在中。明日には、マンドール(Mandor)という田舎町に移動するため、日曜日の夜までメールが見れなくなる見通し。急いでメールの返事をすべき仕事がいくつもあるが、今夜中には全部終わりそうにない。 マン…

再びインドネシアへ

7日3時に野外実習地での最後のミーティングを終えたあと、えびの高原から鹿児島空港に向かい、福岡に戻った。8日朝には韓国に飛び、夕方5時から世界保全会議(WCC)のAP-BONセッションで講演。9日午前中にAP-BON運営委員会の議長をつとめたあと、夜に福…

植物レッドリスト改訂作業大詰め

27−29日の環境省S9プロジェクト(アジア規模での生物多様性観測・評価)の全体会議を終えて、30日からは、植物レッドリスト改訂版の最終チェック作業に着手。昨日と今日は、ほぼ終日、学名のチェックに追われた。まだ半分も済んでいない。なかなか時間がかか…

東武車中

7時の羽田行きに乗り、浜松町→大門→押上、と移動。押上から東武線に。スカイツリーラインというのができたんですね。はじめて知りました。東武動物公園で日光線に接続しています。今日は、卒研生と渡良瀬遊水地を訪問して、卒業研究指導。 東武列車の車中で…

久しぶりのタクシー帰宅

明日から日曜日まで出張するため、出張前に片づけるべき仕事をしていたところ、1時半をまわってしまった。 1週間あまり前にノートpcが故障したので、すぐに代替機を注文した。それが届いたので、仕事の傍らに設定。しかし、なぜか、B-MOBILEの登録がうまく…

屋久島学会設立へ

屋久島学会設立は、屋久島をフィールドにしている研究者の間で、かなり前から話題にのぼっていた計画である。地球研から京都大学に移られた湯本さんと私は、独立にこの計画を着想した。おそらく他にも、屋久島学会を設立できないかと考えた研究者はいること…

ブラジル〜屋久島〜伊都キャンパス

ブラジルは遠かった。私が共同議長をつとめるDIVERSITAS bioGENESISの会議が開かれたのは、ボニート。「ボニート」とはスペイン語で「美しい」という意味。有名な大湿地パンタナルの南側にある水源地帯で、清流が縦横に走る、ほんとうに美しい場所だ。サンパ…

近況報告

事情あって、いろいろな仕事に迅速に対応できない状況が続き、各方面にご迷惑をおかけしています。週末には状況が大きく好転する見通しになりました。といっても、急ぎの仕事が蓄積してしまい、「借金」を減らすには、少しかかりそうです。

理学研究院長選挙に無事落選

今日は、理学研究院長を選ぶ大事な教授会だった。非のうちどころがない運営をされている荒殿現研究院長が再選された。荒殿先生は学位授与式で、「君たちの学位論文はすばらしい。自信をもってください」という挨拶をされたそうだ。ある学位取得者から、大変…