2010-01-01から1年間の記事一覧

第1回日中韓大学間交流・連携推進会議

昨夜は、「第1回日中韓大学間交流・連携推進会議」レセプションへの文部科学大臣からの招待を受け、赤坂プリンスホテルに足を運んだ。事前にどのような会議なのか調べずに参加したので、鳩山首相の登場に驚いた。 文部科学省のサイトに会議の概要が報告され…

井上ひさしさんを悼む

昼休みに私用のノートPCでニュースを見て、井上ひさしさんがなくなられたことを知った。残念だ。 私の世代にとって、彼が脚本を書いた「ひょっこりひょうたん島」は、忘れられない作品だ。やっと白黒テレビを観れるようになったころ(小学校時代)、この番組…

新学期スタート

月曜日には新4年生(卒業研究生)を迎え、新しいメンバーで研究室セミナーがスタートした。セミナー終了後は、新4年生と卒業研究のテーマについて相談。火曜日はさっそく、新4年生と伊都キャンパスに出かけ、卒業研究のフィールドの下見をした。 今日は、新…

ベルリン写真紀行

ベルリンでの生物多様性シンポのあと、ベルリン自然史博物館をたずね、Christoph Hauserさん(DIVERSITAS bioGENESISコアプロジェクト科学委員)と、bioGENESIS国際プロジェクトオフィスに関する打ち合わせをしました。その訪問時に撮影した写真を以下に紹介…

ドイツと日本のつながり

ベルリンから無事帰国した。ベルリンでは、ドイツと日本のつながりの深さをいろいろな機会に感じることができた。そもそも、明治維新以後の日本の近代化の過程で、日本はドイツに大きな影響を受けている。たとえば日本の大学制度はドイツを模範にしたものだ…

ドイツでの生物多様性シンポジウムの情報

時差のせいで、4時間で目がさめたあと、なかなか眠れない。いつものことだが、時差はつらい。眠れなくても、2時間は横になって体力を回復させることにしている。 それでも早朝に起きて、あさってからの生物多様性シンポジウムの情報を確認した。ドイツ文部科…

今度は愛妻家+ゼロの焦点

フランクフルト空港に午後5時過ぎ(日本時間午前1時すぎ)につき、入国審査のあと、1時間ほど論文審査に時間を使ったが、さすがに眠くて集中力が途切れてきた。いま、日本時間で深夜3時12分である。 7時05分福岡発成田行に乗るために5時に起きたので、かれこ…

ドイツ主催の生物多様性シンポへ

成田空港JALラウンジに到着した。これからベルリンに飛び、ドイツ文部科学省主催のシンポジウム「生物多様性研究:持続可能性へのマイルストーン」で講演する。現在生物多様性条約議長国をつとめているドイツと、10月から2年間議長国をつとめる日本をつなぐ…

COP10プレコンファレンス会場での落し物

以下の落し物を預かっています。持ち主の方は、矢原(tet.yahara(アットマーク)gmail.com)にご連絡ください。なお、これからドイツに出張しますので、お送りできるのは4月3日以降になります。 中には、ノキアの携帯電話と、東急ホテルのボールペンが入って…

COP10プレコンファレンス名古屋レポート

COP10プレコンファレンスが昨日終了し、COP10に向けての提言「名古屋レポート」案をまとめた。この文書は、現在最終調整中で、近日中に公表できる予定である。本件について、共同通信、読売新聞、朝日新聞の取材を受けた。読売新聞、朝日新聞では、朝刊に記…

生物多様性条約第10回締約国会議プレコンファレンス開幕

日本生態学会大会では、生物多様性総合評価シンポジウム、生物多様性政策研究会シンポジウム、公開講演会で講演した。どの集まりにも多数の参加者があり、生物多様性への関心の高まりを感じた。とくに、公開講演会では、730名をこえる非会員の申し込みがあり…

新世代遺伝手法は黒ひげ?

日本生態学会大会に参加中。昨日は、「新世代遺伝手法」に関するシンポジウムに出席した。講演者でもコメンターでもなかったので、気楽な気持ちで楽しく参加した。100名をこえる参加者があり、「新世代遺伝手法」に対する関心の高さがうかがえた。 講演を聞…

バリ島にて

GEOSS-APシンポジウムのレセプションで、踊りを楽しみました。たまにはこういう息抜きも許されるでしょう。 この男の子の踊りはすばらしかった。 80歳のおばあちゃんの踊り。形容しがたい迫力がありました。 若い女性の踊りもありました。 東洋的親近感を感…

はじめてのインドネシア

インドネシアには、以前からぜひいちど訪問してみたいと思っていた。念願の訪問は、あっけなく実現した。第4回GEOSS-Asia Pacificシンポジウムがバリ島で開催されることになり、生態系・生物多様性セッションの議長をつとめるため、文部科学省の旅費で出張す…

生物多様性分野の戦略研究開発プロジェクト

カリフォルニアでのGEOBONアシロマ会議から27日に戻り、大詰めの卒論指導・クロツラヘラサギ国際シンポの講演準備などをこなしつつ、地球環境研究総合推進費の交付申請書を準備し、4日の提出しめきりに何とか間に合わせた。国内・国際ワークショップの参加者…

GEO BON実行計画策定会議とCOP10プレコンファレンス

以下の連絡をJ-BONメーリングリストに送った。もうすこし詳しく報告を書きたいところだが、締め切りが目白押しなので、とりあえずこれにて。J-BONのみなさまカリフォルニア州アシロマ会議場で開催されたGEO BON実行計画策定会議に参加してきました。8つのWG…

Tubely登録抹消

Tubelyを通じて、こんどはannieさんからメールが届いた。 annie sent you a message.To read this message, follow the link below: http://landings.tubely.com/以下省略 こんなメッセージを開いたら危険だ。このアドレスの下に、 Want to control which em…

Tubelyにご用心

アジア太平洋地域の生物多様性観測ネットワークに関して連絡をとりあっている友人から、Tubelyというネットワークへの招待状が届いた。私はてっきり、会議関係者のメーリングリストへの招待かと思って、登録作業を進めたが、途中で私のG-mailのアドレス帳に…

保全生態学を支える5つの要素

右の図は、グローバルCOE「アジア保全生態学」合同シンポジウムの基調講演で最後に使ったスライドであり、アジア保全生態学を展開するうえでの5つの要素を図式化したものである。図では細かくて見えづらいと思うが、以下のような訳語を使っている。 工学:T…

4日間のシンポジウムを終えて

九大・東大合同シンポジウム2日間、国際シンポジウム2日間、計4日間の日程を終えた。今日は、遺伝子多様性国際観測の実施計画草案をもとに、終日英語での議論をした。国内からの参加者にはなかなかしんどい会議だったと思うが、国内の有力な研究者に集まって…

明日からGCOEシンポジウム

明日から、グローバルCOEプログラムによる第一回九大・東大合同シンポジウム。プログラムはこちら→ http://www.conservationecology.asia/sympSemi/simposium/sympFeb2009jp また、6日には遺伝子多様性観測に関する国際シンポジウムを開催する。プログラムは…

キワタ科の一種

キワタ科の一種。キワタ科は世界の乾燥熱帯に広く分布し、乾季にすっかり葉を落とした状態で、大型の花を咲かせる。メキシコで見た種(属はおそらくPseudobombax)は、枯れあがった林の中で咲いていたので、よく目立った。カンボジアで見た種は、まだ多くの…

生態学I授業終了・マスコミ報道追記・普天間問題についてのアメリカの姿勢

今日の一時限目で、生態学Iの授業を終えた。今年度の後期は、グローバルCOEやCOP10対応など、例年にない大仕事をかかえているために、授業準備の時間が不足気味だった。このため月曜の夜は、翌日一時限目の授業準備のために深夜帰宅することが多かったが、今…

小沢報道をめぐる江川紹子さんのマスコミ・検察批判

http://www.egawashoko.com/c006/000315.html この間のマスコミ報道に気持ちの悪さを感じていたが、江川紹子さんが書かれた、スジの通ったマスコミ・検察批判を読み、すっきりした。私も江川さん同様に、小沢幹事長の支持者ではない(むしろ反小沢)。しかし…

ツクバネカズラ科ツクバネカズラ

ツクバネカズラ科(Ancistrocladaceae)はツクバネカズラ属(Ancistrocladus)のみからなる小さな科で、熱帯アジアと熱帯アフリカに約20種が知られている。DNA配列による系統解析の結果によれば、モウセンゴケ科やウツボカズラ科と一緒にまとまる。写真の植物は…

ニクズク科ニーマ

D3のNさんが今年度中に学位を取得するためには、明日(今日)の生物科学部門運営委員会で学位審査会設置の承認を得る必要がある。その後27日までに事務に必要書類を提出し、2月10日の教授会で学位審査会設置の承認を得たあと、審査会を開催し、3月の教授会で…

猛暑のカンボジアから激務の日本へ

土曜日朝にカンボジアから帰国し、週末は自宅で書類と格闘。月曜日も終日しめきりに追われた。 今日は、年末・年始に書いた総説をついに投稿した。共著者が大幅に書き直してくれたおかげで、かなりバランスのとれた総説になった。欧米の論客4名を共著者に迎…

国際生物多様性年の幕開け

今年は、生物多様性にとって、歴史的な年である。まず、国連が定めた国際生物多様性年である(→EICネットの解説)。「国際生物多様性の日」(5月22日)に、「世界の生物多様性概況第3版」(Global Biodiversity Outlook 3:GBO3)が発表される。GBO3では、「…