GEO BON実行計画策定会議とCOP10プレコンファレンス

以下の連絡をJ-BONメーリングリストに送った。もうすこし詳しく報告を書きたいところだが、締め切りが目白押しなので、とりあえずこれにて。

J-BONのみなさま

カリフォルニア州シロマ会議場で開催されたGEO BON実行計画策定会議に参加してきました。8つのWGに分かれて、実行計画を4日間にわたって議論しました。この議論をふまえて、3月16日までに実行計画改訂案を用意し、国際的なレビューを経て、5月の生物多様性の日に公表する予定です。

実行計画改訂案が届き次第、皆様にもご報告して、日本からのインプットができるようにしたいと思います。

初日に15分の時間をいただいて、J-BONおよびAP-BONの紹介をさせていただきました。EBONEからも報告がありましたが、EBONEは海をカバーしていない、かなり限定されたネットワークであることがわかりました。J-BONおよびAP-BONは、すべての生態系をカバーしたRegional BONとして、今のところ世界唯一です。この点で、GEO BON実行計画策定会議参加者の注目度は高く、いろいろな方から声をかけていただくことができました。

今後、3月21-22日に名古屋大学で開催されるCOP10プレコンファレンスおよび23日に開催されるAP-BONワークショップが国際調整の重要な場になります。

→ http://www.j-bon.org/

COP10プレコンファレンスでは、CBD事務局のキーパーソンであるDavid Cooperさんによる新戦略計画+2020年目標の紹介に続いて、科学者からの報告・問題提起を行うという構成で、3つのセッションが設けられています。23日には、AP-BONワークショップと平行して、プレコンファレンスからCOP10への提案に関する文書化作業が行われます。AP-BONワークショップには、GEO BON実行計画策定会議の責任者をつとめたNASAのGary Gellerさんも参加されますので、GEO BON実行計画に関する最新の情報をもとに、J-BONおよびAP-BONの活動のあり方について議論をしたいと考えています。

年度末のあわただしい時期ですが、できるだけ多くの方にCOP10プレコンファレンスおよびAP-BONワークショップご参加いただき、国際的な議論にご参加いただけるよう、お願いします。

なお、3月21-22日は同時通訳がつきます。23日は英語のみです。

3月21日のScience-Policy Dialogueには、環境省田島副大臣が出席の予定です。