ドイツ主催の生物多様性シンポへ

成田空港JALラウンジに到着した。これからベルリンに飛び、ドイツ文部科学省主催のシンポジウム「生物多様性研究:持続可能性へのマイルストーン」で講演する。現在生物多様性条約議長国をつとめているドイツと、10月から2年間議長国をつとめる日本をつなぐ企画である。だれか日本から行く必要がある。名古屋でのプレコンファレンス直後の日程なので私以外の講演候補者を探したのだが、調整がつかず、結局私が招待に応えることになった。環境省からはK参与が参加される。
今夜8時から、NHKギアナ高地の番組が放送されるという連絡をいただいたが、そのころは機内にいる。4日に再放送されるようなので(http://www.nhk.or.jp/wonder/program/31/index.html)、帰国(2日)後に再放送を見たいものだ。
ドイツへの出発は1時だが、「名古屋レポート」の原稿が届いたので、これから読んで、出発までには返事をしたい。"More here from Tet"と書かれている部分は、私が加筆しなければならないようだ。
ドイツでの講演スライドも未完成だが、これは機内で完成させよう。
この旅が終われば、10月以来のタイトなスケジュールが一段落する。生物多様性条約COP10で議論される新戦略計画案(ポスト2010年目標をふくむ)に対して、科学者による「名古屋レポート」を提出すれば、あとの調整は政府の手にゆだねられるのだ。今後の科学者の役割は、COP10以後を展望しながら、ポスト2010年目標の実現を支える科学を発展させていくことだろう。私も、研究をして論文を書くという、科学者としての基本的な仕事により多くの時間を割きたい。