ASIAHORCsシンポジウム終了

ASIAHORCs(アジア研究助成機関長会議)主催の合同シンポジウム「生物多様性:特徴、保全、持続的利用」が無事終了した。組織委員長として、企画の最初から関わり、開会の挨拶からシンポジウムのまとめまで、たっぷり働いた。ASIAHORCs合同シンポジウムは今回が第一回であり、3日間の組み立てのコンセプトから作る必要があったので、なかなか大変ではあったが、終わってみれば良い経験になった。
私は大学院時代(つまりおよそ30年前)にタイに3ヶ月滞在したことがある。当時は、中国、ベトナムカンボジアなどを訪問することは絶望的に難しかったし、韓国やフィリピンを訪問することも容易ではなかった。
今回は、韓国やフィリピンはもちろん、中国、ベトナムカンボジアなどからも参加者を得て、シンポジウムを開催することができた。東南アジア諸国を訪問すること自体が容易ではなかった30年前を思い出すと、隔世の感がある。
今回、アジア諸国の若手研究者と日本の若手研究者が3日間交流する機会をお世話できたことを、心から喜んでいる。大変ではあったが、有意義な仕事ができたという充実感がある。
最後の夜は、韓国、タイ、マレーシアからの参加者と国際親善カラオケ大会に出かけ、10時すぎにホテルに戻った(誤解のないように書いておくが、カラオケの費用は自費である)。
これから、アジア諸国との交流は加速的に進むと思うし、そうなるように微力ながら努力したい。