トリプル博士論文

12月以来、今年度で博士課程を修了する3名の大学院生の学位論文指導に明け暮れています。おおみそかも三元日も、それ以後も、ずっとこの仕事に時間を割いています。
Bさんは4章構成で、2章分はすでにアクセプトになっていますが、第3章の論文が再投稿中。4章目をこの一ヶ月でほぼ完成させました。先日、第3章の論文について、マイナー改訂をすればアクセプトするという返事が届き、今日はその改訂に対応しました。マイナー改訂といっても、新たに検定を加える必要がありましたが、本人が迅速に対応してくれたおかげで、改訂作業は完了。明日にも再投稿し、すぐにアクセプトになるでしょう。4章目もほぼ完成。投稿原稿にするには、もう少し作業が必要ですが、近々投稿できるレベルに到達しました。
Nさんは5章構成。1章と3章はすでにアクセプトされました。2章は、再投稿に向けて改訂中。4章は投稿中。5章はなかなかの大作で、改訂作業も難航し、ようやく完成に近づいてきました。あと少し英語表現を修正すれば、学位論文としては完成です。投稿論文にするには、解析を追加したほうが良いと考えており、2月に入ったらすぐに解析を追加して、完成させたいと思います。
Tくんは、投稿中の2編の論文がなかなかアクセプトされず、やきもきしていましたが、昨日ついに一つ目がアクセプトされ、めでたく学位取得資格が整いました。そして今日、二つ目の論文もマイナー改訂を求める返事が戻り、さっさと改訂をして再投稿しました、近日中にアクセプトされるでしょう。学位論文は4章構成で、3章目の改訂作業を進めています。改訂原稿を私があずかっている状態なので、明日はこの原稿を読んで、コメントを返そうと思います。最後の章は、まだこれから。
ふ〜。
これに加えて、実は修士2年の学生が3名いるのです。そのうち1名は、日本語の原稿をひととおり書き上げており、今朝イントロについて、さきほどディスカッションについて修正案とコメントを送り返しました。もうすこしロジックを練り、細かいつめをしたうえで、英語化作業に入ってもらいます。これからは、あと2名の修士論文に軸足を移します。
このほか、メキシコからの短期留学生(12月〜1月)の指導を引き受けており、伊都キャンパス林床移植地の森林回復のデータを解析中。こちらも、今月中にまとめる必要があり、さきほどデータについてコメントを返しました。
というような毎日を続けているため、まだ今年は新年の抱負・計画が書けていません。いま書くよりも、4月に入ってから、新年度の抱負・計画を書くほうが現実的ですね。年度内は、山積している仕事をひとつひとつ片付けるのみ。
昨年は、20編の論文が印刷されました。今年はすでに3編が印刷され、5編がアクセプトされ、3編がアクセプト直前です。さらに、投稿中の論文が11編あります。今年の論文数が20編をこえるのはほぼ確実で、さらにかなり上積みできるでしょう。