えびの高原からスラウェシへ、いまシンガポール

えびの高原で9月2日から7日まで野外実習を担当し、8日に福岡経由で大阪に移動。9日にはスラウェシに飛んだ。10日はハサヌディン大学55周年記念式典に出た後、午後にはハサヌディン大学の森林研究者にセミナーをした。11日には、Bantimurung-Bulusaraungl National Park、略してBa-Bul国立公園の広大なカルスト台地を訪問した。12日午前中はホテルで12日しめきりの査読に対応。午後にホテルを出て、スラウェシ空港を3時に発ち、6時ころにシンガポール空港に到着。ラウンジで急ぎの仕事を続け、いま現地時間で0時37分。明日研究室を訪問される韓国のHさんにメールを送ったところ。Hさんのメールに、「時々先生のブログを見ていますが、何時も大変なスケジュールですね」と書かれていたので、最近ブログを更新していないことに思い至り、この間の記録を書きとめておくことにした。
Ba-Bul国立公園のカルスト台地は、屋久島くらいの面積があるようだ。中国の桂林付近につぐ、世界第2位の面積を誇る。熱帯域では最大。台地上には森林が発達しており、谷間では樹高15m程度の高さに達している。フタバガキ科もブナ科もない、不思議な森だ。3月に再訪して、トランセクト調査をする予定。いまは乾季で林床植生が乏しいが、3月は雨期なので、ツリフネソウやイワタバコ科、ベゴニア、野生ランなどがにぎやかに生えていることだろう。楽しみだ。
あと15分で搭乗。