GEO BON Conference2日目終了

今日は、ワーキンググループに分かれての討論。午前中は、Science IssuesのWGに出て、EcosystemのセクションとGenesのセクションについて意見を述べた。Genesのセクションに関しては、私のコメントが採用されたので、改訂原稿を書かなければならない。今日は時差ボケで眠いので、明日早起きして、原稿を書こう。
午後は、fundingのワーキンググループに出た。予想したことだが、合衆国、ドイツ、フランスに加えて、日本政府もGEO BONに資金提供を期待される、という展開になった。2010年にCOP10を開催するのだから、いくらかの支援は得られるだろうと答えておいた。
Ecosystem, Species, Genesという3つのレベルで、グローバルな生物多様性観測の枠組みを作るという壮大な構想であり、一点突破的なプロジェクトとは違う。このプロジェクトの展開には、継続的な資金を提供してくれるスポンサーを確保する必要がある。私は、資金的裏づけはできているものと思っていたのだが、これから探すという話を聞いてびっくり。
とはいえ、GEOは多くの政府が参加している政府間メカニズムなので、主要先進国の支援はたぶん得られるだろう。
今日は5時半に会議が済んだので、サンスーシ公園を横切って、ホテルまで歩いて戻った。しかし、フリードリッヒ大王の墓は見つからなかった。持参した本で調べたところ、旧宮殿のぶどう棚を登った右手にあるらしい。明日、出かけてみよう。