キスゲの花炒め

yahara2007-07-21

昨日は、雨。雨の日でも、雨が小止みになると、アゲハチョウ類もスズメガ類も飛来する。しかし、花が濡れていると、花に訪問するのを嫌がるようだ。また、訪問しても、柱頭も濡れていると、受粉したかどうかの確認が困難になる。
昨年の反省から、今年はキスゲの鉢を置く場所に屋根をつけた。花は濡れないので、夜に柱頭を確認すると、3株に花粉がついていたそうだ。何が花粉を運んだかは、ハイビジョンカメラに撮影されているはずである。
朝、実験個体を配置したあとは、実験に使わない個体の花を切断する。その花を炒め、みりんとナンプラーで味付けをして、食べてみた。花弁は繊維質であり、花筒はとろりとした食感があって、結構おいしかった。
中華料理では、つぼみを乾燥したものを食材にする。「金針菜」(チンチェンツァイ)とか、「黄花菜」(ホワンホアツァイ)呼ばれる。しかし、乾燥せずに食べるほうがおいしいと思う。キスゲの花は半日しか持たないので、やむを得ず乾燥して保存食にするのである。