どうして忙しいか

一夜明けて、日記を書こうとしたら、日本ではまだ「今日」だった。
「はしゆき」さんから、「大学の先生はどうしてあんなに忙しいのだろう? うちの教授も最近はありえないくらい忙しそうである。4月からは「所長」だし・・・」というトラバをいただいた。
そうですか、所長ですか。
このところ、友人が総長補佐だの副学部長だの、はては、国家公安委員だのをつとめるという連絡があいついでいる。みなさん、そういう年齢、そういう立場なのだろう。
私はといえば、この忙しい年度末に、メキシコに来ている。とはいえ、日本にいるときよりも、精神的にはずっと楽だ。今日は、午前中にInstituto de Biologiaで打ち合わせをしたあと、午後は近くの山(といっても3000m級)に出かける予定。
私の場合、フィールドワークをしたくてこの職についたので、総長補佐やら学部長といった要職について、フィールドワークのための出張ができなくなるのは、嫌である。そういう立場になりそうになったら、投票日にメキシコに来てしまうというような「暴挙」にうってでたいものだ。
とはいえ、しかるべき年齢の、しかるべき立場の人が汗をかく必要性もわかる。1月は、「グローバルCOE」の代表をつとめたために、申請書の準備に時間をとられ、修士2年の大学院生や卒業研究生にはずいぶん迷惑をかけてしまった。申請書のめどがたってからは、修士論文指導に全力投球をしたつもり。まだ、発表会までの時間が残されているので、こんなブログを書いている暇があったら、修士論文の原稿を読もう。