久しぶりの青空・ミズオオバコ・ミズワラビ

yahara2006-09-20

台風が過ぎたあとも、小雨や曇りの日が続いていた。今日はすっかり晴れ上がり、久しぶりに気持ちの良い天気である。すっかり涼しくなった。秋の新キャンパスに出かけてみたいが、今日も東京に発つ便を待つところである。
新キャンパスといえば、1週間ほど前に、福岡グリーンヘルパーの会の方から、水田にミズオオバコが発生したというメールが届いた。昨年の秋おそくに、小さな株が見られたので、今年は期待していた。この水田には、福岡グリーンヘルパーの会の方々が、今年から水を入れ、田植えをされた。ミズオオバコは、10株ほど発生して、花を咲かせているらしい。週末には、現地に出かけてみたいものだ。
この水田には、新キャンパス用地で、かつて水田耕作が行われていた場所の土が運び込まれている。新キャンパスの水田跡地で、調整池の工事が昨年行われたとき、演習林のS先生が水田跡地の土を使って造成されたのが、この水田である。水田の土の中には、いろいろな植物の種子や胞子が眠っているので、どんな植物が発生するかを楽しみにしていた。
昨日は、この水田に、ミズワラビも発生しているという連絡が入った。福岡では大変めずらしい。大切にしたい。・・・と書いているところに、発見者の一人のT君から、メールで写真が届いた(上掲)。
ミズオオバコも、ミズワラビも、水田の作付けを続ければ、来年も発生してくれると思うが、確実を期すには、種子や胞子を採取して、個体数を増やすほうが良いかもしれない。
さらに、ナンゴクデンジソウやミズニラが発生してくれないかと、欲張りな気持ちになっている。