埋蔵文化財と緑地保全

今日の午前中は、文化財WGの方と打ち合わせをした。新キャンパスの保全緑地内の植生調査定点で、遺跡の測量のために、林床植生が伐採されるという事件があった。かねてから、埋蔵文化財の研究者とのコミュニケーションをはかる必要性を感じていたので、文化財WG・緑地管理WGの合同研究会を持って、相互理解を深めようという提案をした。4月に開催の運びになると思う。対立を解消する第一歩は、コミニュケーションである。さらに、共同作業にまで進めれば、連帯感が生まれる。遺跡調査時には、植生をはがざるを得ないが、調査後においては、植生回復と遺跡保存は両立する課題である。埋蔵文化財調査跡地を一緒に視察して、今後のあり方を一緒に考える作業をすれば、連帯が可能になるものと思う。遺跡が作られた時代から現代に至るまでの自然利用・資源利用を考える場として遺跡を位置づけるほうが、遺跡に対する見方も深まるのではないかと思う。