迫る学期末

今日の午後は、卒論発表会。6名の卒業研究生が、1年間の研究成果を発表した。毎年この時期になると、もうすこしまとめの時間がほしいと思う。私が担当した2名の学生の場合、もうすこし頑張れば、投稿論文にできるのだが、二人とも3月いっぱいで卒業する。卒業までは、論文を完成させるために時間を割いてくれるそうなのだが、一方でこちらの時間も限られている。
来週は、岡崎生物学コンファレンス「絶滅の生物学」。参加者限定の国際会議で、今回は私がオルガナイザーである。外国人オルガナイザーと2人で準備をしてきたのだが、相棒が身内の不幸で参加できなくなった。今朝、突然の連絡を受け、さすがにあわてている。相棒が担当するはずだった最後の講演の穴を埋める必要があるが、これから講演を準備するのはなかなかに大変である。短いconcluding remarksを考えてみるつもりだが、まだ考えがまとまっていない。
予算を使い切るしめきりや、科研費の報告書しめきりなども、来週中なので、すべて土曜までに終わらせる必要がある。
岡崎のあとは、沖縄に飛んで、日本植物分類学会大会に出る。植物レッドデータブック見直し作業に関する委員会を開かねばならない。
そのあとは、新潟に飛んで、日本生態学会大会に出る。こちらは、大規模長期研究シンポジウムの講演を引き受けているし、自然再生事業に関するフォーラムの準備も必要。いったいいつ準備するのだろう。
この大会が終わって福岡に戻るのは、29日。もう4月はすぐそこである。
ainsliaeaさんから、もっとゆとりをもってサバティカルを過ごすようにというありがたいアドバイスをいただいた。4月になれば、スケジュールに追われる暮らしからはひとまず解放される。もっとゆとりを持てるだろう。
フィールドにも出かけたいが、今は、たまりにたまった研究成果を論文として世に出したいという思いが強い。新しい計画に思い巡らすうえでも、熟した果実は、収穫する必要がある。

※以上を書いたのは、昨夜の車中。したがって、卒論発表会が開かれたのは昨日である。