屋久島・100年の森づくり・研究計画

土曜日の夜に車で屋久島から戻り、日曜日は「100年の森づくりフォーラム」のコーディネータをつとめるため、鹿児島を往復した。
屋久島では、白谷雲水峡に30年前に設定された永久コードラート内の林床植生を調べた。30年前に群落状態で見られた林床植生は、ほぼ完全に消失していた。劇的な変化である。ヤクシカの摂食の影響だ。ただし、一方では30cm−2m、2-5mの層ではハイノキなどの被度が増えており、光環境の悪化との相互作用が劇的な変化をもたらしたのだろう。これから光環境の測定をして、より詳しい解析を進める。
100年の森づくりフォーラム」では、ケビン・ショートさんの基調講演がとても良かった。詳しく報告したいところだが、いまは時間がない。
今日は、セミナーで研究計画を発表する。今年の基本方針は、最大限の時間を論文執筆にあてること。この方針に加えて、いま進めているプロジェクトのレビューを話す。
屋久島から戻るフェリー船上、および昨日の鹿児島往復の車中では、研究計画発表用のパワーポイントの準備をした。屋久島調査や、「100年の森づくりフォーラム」の報告を書く余裕がなかった。
貝塚駅に到着。