屋久島研究講座

屋久島環境文化村センターが開催している屋久島研究講座に組み入れていただいて、屋久島プロジェクトの第3回現地報告会を昨日開催した。題して、「ヤクシカ屋久島の植物の過去・現在・未来」。
昨年、今春に続き3回目なので、人数が減るのではないかと心配していたが、120名くらいの参加があり、盛会だった。総合討論では、熱心な質問・意見が出て、予定の時間を30分もオーバーして閉会した。屋久島に住む方々のヤクシカ増加問題への関心は、次第に高まっていると感じた。環境省環境技術開発等推進費によるプロジェクト研究は今年度で終わるが、来年度以降も屋久島とのかかわりは続けようと思う。
今日は、花山歩道を約700m登り、約30年前に設定された1ヘクタールの調査地で、林床の植生調査をした。10月の調査時は、足があがらず、結果として右ひざを捻挫してしまったが、今回は快調。10月の調査のおかげで、足の筋力が戻っており、足もあがるし、体も軽かった。
昨日の午前3時すぎに大学を出て、九州自動車道を車で移動し、鹿児島港8時半発のフェリーで屋久島にわたったので、やや寝不足が残っているはずだが、体調はすこぶる良かった。大学をはなれるまでの忙しさが、遠い昔のことのようだ。
しかし、明日は、日本学術振興会POの会議のため、上京しなければならない。このまま屋久島で調査を続けられればいいのだが・・・。○○○は、つらいよ。