フタトゲチマダニをゲット

シンガポールから戻ったあと、宮崎県北川の河川敷で3日間植生調査をしてきた。毎年行っている調査で、かれこれ10年ほど続けている。
2日目に、ダニらしきものが体に食いついているのを見つけた。むやみに引き離すと、口器が皮膚の内側に残ってしまう。やむなく体につけたまま福岡に戻った。4日ほど血を吸って、指先でつまめる大きさに成長したので、エタノール処理をして、何とか体から放すことに成功した。


背面の写真に、ペーパータオルの繊維がついているので、繊維を取り除いて撮影しなおそうとすると、何と、歩き出した。まだ生きていたとは・・・。しぶといやつだ。
ネットで調べたところ、フタトゲチマダニのようだ。
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%88%E3%82%B2%E3%83%81%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%8B
「まれに野兎病、ライム病、後半熱を伝播することがある」と記載されているが、感染している確率は相当低いだろう。
明後日の夜から屋久島調査に出かける。もし万が一熱が出たら、病院で写真を見せて事情を説明し、抗生物質を処方してもらおう。