謹賀新年:持続可能な仕事をしよう

東京出張のため、福岡空港サクララウンジで搭乗便を待っている。今年になってはじめての出張である。そして、これが今年になってはじめてのブログ。
実は、年末にかなり血圧があがってしまい、年末・年始は仕事のペースを落とした。ブログの更新が途絶えたのもそのため。
数年前から、血圧がじりじりと増加傾向にある。何回か、医師と相談した。
「あなたの場合、明らかに働きすぎなので、薬を飲む前に、仕事を減らす努力をしなさい」という忠告を受け、仕事を断る努力をしてきた。しかし、断れない重要な仕事が増えているのが実情だ。今日の出張は、日本学術振興会プログラムオフィサーの会議に出席のためである。このような仕事に指名を受ければ、引き受けて真剣に取り組むことになる。
その結果、血圧がじりじりと増加した。今回の医師の判断は、「本気で仕事を減らすか、薬の力を借りるか、どちらかを選択する時期ですね」というもの。この年度末に、仕事を減らすことは不可能に近い。やむなく、薬の力を借りることにした。
年末から薬を飲み始めたものの、血圧はすぐにはさがらず、疲労が蓄積しているのを実感した。数日前から、気分も好転し、今朝は血圧が平常値にさがった。
とはいえ、無理は禁物である。友人のMさんからは、「持続可能な仕事の仕方をするように」とアドバイスをいただいた。
そこで、今年のスケジュール表には、日曜日に「新キャンパス調査」と書き込んだ。
なんだ、仕事しているじゃないかと思うなかれ。私にとって野外調査は最高の気晴らしである。一昨年は、屋久島調査に相当な時間を割いたので、心身ともに健康だった。昨年はサバティカルをとり、週末まで論文書きをした。これが災いした。もちろん論文を書くことは重要だが、週末くらいは体を動かしたい。
そこで、今年は、日曜日は予定を入れずに、野外調査で体を動かすことにする。
正月に片付けますと約束した仕事がほとんど片付いていないが、みんな血圧のせいだということで、勘弁してもらうしかない。これから少しずつ、片付けていきます。