新学期・新メンバー・新プロジェクト

研究室はメンバーが大幅に入れ替わった。セミナーをもっと活発にするためのミーティングや、実験室の利用法改善に関するミーティングが開かれている。みんなで研究室をよくしていこうという雰囲気が感じられて、心強い。
新しくM1になった5名のうち4名と、卒業研究を始める4年生5名のうち2名の指導を担当することになり、大忙しである。M1のテーマは、竹林化の生物多様性への影響、タンポポ在来・有性種と外来・無性系統の交雑、ブタクサハムシとブタクサの相互作用・共進化、キスゲとハマカンゾウのF2雑種を使った実験送粉生態学、卒研のテーマは宮崎県産ササユリの起源、夜昼咲き種エゾキスゲの送粉生物学。このうち4つのプロジェクトについてはこの4月から相談を始めた。本人の関心や主体性を大事にした結果なのだが、実際には4つもの新プロジェクトをスタートさせるのは大変である。ここしばらくは、新メンバーとのミーティングや、フィールドの下見、共同研究者との調整、などに追われ、ブログを更新する余裕がなかった。
今年は大きなプロジェクト予算がなく、報告書に追われることもない。運営交付金科研費ひとつだけで研究室を運営するので、資金的には楽ではないが、制約がなくて楽しい。
今日はこれからM1のK君と演習林に出かけ、O先生と竹林研究の相談をする。それから福岡空港に向かい、別の新M1(Mさん)と一緒に東京に飛び、タンポポ研究の相談をする。