パリから日本へ

昨夜ブログを書いたあと、パリでは一夜が明けたのだが、日本ではまだ夕方の5時なのだった。翌日のブログを書くつもりでこのページを開いたが、まだ29日のままだった。
今日は会議がないので、寝不足でもかまわない。どうせ今日は機内、明日は時差8時間の日本である。そこで、朝4時に起きて、メールで急ぎの仕事に対応し、そのあと大学院生の論文原稿を読んだ。今年度の後半は、週3-4回の授業を担当したうえに、日本生態学会大会などいくつかの大きな仕事のお世話をしたために、大学院の指導教員としては失格状態が続いてしまった。面目ない。
4月にもドイツ出張などの予定はあるが、授業は担当してないし、しめきりを過ぎた仕事も一部を残すのみとなった。ウェブで公開しているスケジュール表の3月分4月分を比べれば、4月のほうが圧倒的に「白い」。研究室のメンバーもかなり入れ替わるので、研究中心のまっとうな生活を送る決意を固めている。その第一歩として、4月以後のスケジュール表には、火曜日に「プログレスミーティング」という予定を書き込んだ。研究室セミナーが開催される月曜日に加えて、火曜日には原則として出張や会議の予定は入れず、大学院生とのミーティングや論文指導に時間を使うつもりである。まずは、手元にある論文原稿を一掃したい。
もっとも、8-10日にいきなりドイツに飛んでしまうので、この計画を実行するのは15日から。
英国人のクリスも研究室のメンバーに加わったので、英語のセミナーも火曜日に開催したい。
日本への機内では、新メンバーの研究テーマについてアイデアを練り、帰国後すぐに個別の相談を始めたい。パリでの会議でもいろいろ新しい情報が得られたし、研究のアイデアには事欠かない。しかし、学生本人の興味や主体性も尊重する必要があるので、まずはよく議論することが重要だ。
年度末に不在をして、他のスタッフや事務の方にはご迷惑をおかけしたが、研究者としてはリフレッシュして新年度を迎えることができそうだ。
これから凱旋門まで歩いて、運動不足を解消したあと、ドゴール国際空港に向かい、13時半発のAF292便で関西空港に飛ぶ。