日本生態学会福岡大会シンポジウム「群集生態学への系統学的アプローチ」

日本生態学会福岡大会で企画されている、生態学会大会シンポジウムの概要が、下記のサイトに掲載されている。
http://www.esj.ne.jp/meeting/55/sympo/
しかし、私が企画をしている「群集生態学への系統学的アプローチ」だけは、概要が掲載されていない。その理由は、私が出張を続け、メールの返事ができない状態が続いているためである。
※8月末に、愛用のノートパソコンの液晶が故障したため、代用品を持ち歩いているが、このPCからはモバイル通信ができない。LANにアクセスできる環境にいるときのみ、ネットにアクセスできるが、なぜかgoo mailが送れない。このため、出張先での事務処理がほとんどできない状態にある。授業がスタートしたので、これからは大学にいる日が多くなり、事務処理の速度も回復する予定である。
企画の概要を以下に書いておく。担当者のFさん、もしこの記事をご覧になったら、以下の原稿を上記のサイトにアップロードしてください。

「群集生態学への系統学的アプローチ」
群集を構成する種の性質は、系統進化の歴史を通じて作られた。また、種の分布は、移住・定着の歴史を通じて成立した。この2点を考えれば、群集の研究は、「歴史」を無視しては成り立たないはずである。
しかし、群集生態学の研究において「歴史」を考えて解析する方法論が登場したのは、ごく最近のことである。GIS情報とDNA情報を組み合わせ、群集の種多様性や構造を、歴史を考慮して解析していくアプローチは、これからの群集生態学の大きなトレンドになるだろう。この分野で活躍している海外の研究者4名を招聘し、「群集生態学への系統学的アプローチ」の最先端研究を紹介し、今後の展望について議論する。
講演者(決定ずみ)
Mike Donoghue(Yale大学)
Dan Faith(オーストラリア国立博物館
このほか、森林群集と動物群集の研究者をひとりづつ招聘する予定(交渉中)。