キャンプファイア

野外実習最終日の夜、キャンプファイアから戻ったところ。
今夜は実習期間を通じて、一番雲が少なかった。しかも満月。絶好のキャンプファイア日和である。
昨年・一昨年は、台風に襲撃され、キャンプファイアはできなかった。3年ぶりに学生たちと、焚き火を囲んで、夜遅くまで交流を深めた。
驚いたのは、男子と女子が完全に別グループに分かれてしまったこと。生物学的には、あり得ない状況だ。何を考えているんだ、こいつらは。と、あきれてしまった。何とか、一緒に焚き火を囲めないかと、焚き火のまわりの男子グループにちょっとした「芸」を披露して盛り上げてみたが、女子グループはまったく関心を示さない。
仕方がないので、女子グループに参入して、少しつきあったうえで、男子と一緒に盛り上がれるように、別の「芸」を紹介した。
まさか、この年になって、学生と一緒に「ハイスカズンバ」をやるとは思わなかった。えびの実習を12年間やったが、今年が初めてである。小学校の先生になった気分である。
その後、焚き火を囲んで、一緒に歌をうたおうとしたのだが、みんなが一緒に歌って盛りあがれる歌を、誰も知らないようだ。
試行錯誤の末にたどりついたのが、ラピュタの「君をのせて」と、トトロの「歩こう」。ジブリ、おそるべし。Zardも、trfも、スマップも、世代の共通言語としては、ジブリに負けている。
その後は、「ちゃわんむし」とか、「ティンサグヌ花」とかを披露して、場を盛り上げたつもり。学生たちからも、少しずつ歌が出て、最後は結構盛り上がった。
古い歌だが、「翼をください」は、結構みんな知っていた。
最後は、「今日の日は、さよなら」。この歌も、案外知っている学生が多かった。
しかし、「さよなら、さよなら、いつまでもいつまでもお元気で・・・」は、誰も知らない。
世代を通じて楽しく歌える歌を持つことは、いまだ日本人が達成できていない課題のようだ。
明日(今日)は、元気系の学生と、朝食前に韓国岳に登る約束をしてしまった。5時半起床の予定。