授業スタート

屋久島から戻り、授業を開始。今週から「教官らしい」生活に復帰である。
昨日(月曜日午後)は、研究室のセミナー。今回は、修士論文作成に向けてのM2のセミナーだった。修士課程の単位ゼミをかねている。
昨日(火曜日1時限目)は、「生態学I」の講義。
明日(水曜日4時限目)は、「少人数ゼミ」(新キャンパスゼミ)である。
「生態学I」第1回目は、昨年とは大幅に構成を変えた。この忙しい時期に、何もそこまでしなくてもと自問しつつ、やってしまった。送別会のあと、深夜1時ころまでがんばり、朝は6時に起きて、授業5分前にパワーポイントファイルを完成させた。
パワーポイントを使うと、テレビを見ているような感覚で、学生はあまりノートをとらない。したがって、必ずしも教育的ではないのだが、今回は、生態学とはどんな学問かについて、写真などを多様してイメージをつかんでもらうために、パワーポイントを使った。
授業の後半は、ロジスチックモデルや競争方程式に関する基礎的な解説。この部分は板書でやるつもりだったが、今朝、勢いでパワーポイントのスライドを作ってしまった。果たして良かったのかどうか。パワーポイントを使うなら、授業中に実際に計算をさせる時間をとるほうが良いのかもしれない。今回は、レポート課題を出すことで、理解を深めてもらう方法を採用してみた。
授業で説明に使ったスライドの約半分を、「生態学Iのページ」に掲載した。レポート課題も載せた。
今日は、質問票を配らなかった。昨年は、何度か質問票を配り、回答をウェブサイトに載せようと試みた。しかし、あまりにも大変で、質問を入力するだけで終わってしまった回もあった。今は、科研費の申請など急ぎの仕事があり、とても質問票の処理ができない。
全員に質問票を書いてもらうと、多くの受講生はわかっている内容を質問してくる学生もいる。とても全員には対応できない。何か良い手段はないだろうか。
イデアがなくはないのだが、それを実行するにも時間が要る。
さて、明日の少人数ゼミの準備をしなければ。