COP10に向けての準備開始・徳島出張延期

昨日は、日本学術会議DIVERSITAS小委員会出席のために上京した。3月末のDIVERSITAS科学委員会(パリ)と4月上旬のGEO BON会議(ポツダム)の報告をして、GEO BONへの国内対応の必要性を説明した。COP10(2年後、名古屋)での科学者によるプレコンファレンスでは、GEO BONへの日本の貢献が大きなテーマになる見通しである。
とりあえず、私が提案文書の草案を用意し、小委員会メンバーで書面協議をしたあと、中静委員長と私で環境省に説明に行こうということになった。
寝不足+研究院長候補になったことの心理的影響から、会議での私の発言は、いささか精細を欠いていたのではないかと思う。本調子なら、提案文書の草案を用意して会議にのぞむところである。中静さん、ごめんなさい。
今日は9時からマスターゼミ(Evolutionary Analysisの輪読)だった。F君が周到に準備したパワーポイントで発表をしてくれたので、とても充実したセミナーになった。次回以後もこの水準を維持するのは大変だと思うが、良いお手本が示されたので、担当者はきっとがんばってくれるだろう。
今日はこれから教授会。これから一ヶ月間さらしもの候補者生活が続くのは憂鬱である。
5時限目は、総合科目「伊都キャンパスを科学する」の担当日なので、六本松に出かけてひさしぶりの講義。約80枚のパワーポイントスライドを用意した。90分の講義としてはやや盛り込みすぎだが、写真が多いので、時間が不足することはない見通し。ノートをとらないと授業に集中できない学生もいるので、ノートをとってもらうスライドと写真を見てもらうだけのスライドで、時間のとり方を変えるように気をつけよう。
夜からジンリョウユリの調査のために徳島に出かける予定だったが、現地での開花が遅れているという情報が入ったので、出張を延期した。
おかげで2日間、スケジュールに余裕ができた。これで、自然再生ハンドブックのラストスパートができそうだ。