科研費申請書完成

基盤研究(A):「蝶・ハナバチ媒花から蛾媒花への進化に関する実験的・分子生態学的研究」の申請書を完成させた。9月18日のブログで、冒頭部分を紹介したが、その時点からちょうど1ヶ月かけて、完成させたことになる。
「花生態学の『モデル生物』を開発する」とか、「『実験進化生態学』と呼ぶべき分野を開拓したい」といったスローガン的な記述は削り、もっと実質的な内容を書き込んだ。
この間、信頼すべき研究者仲間3名に意見を聞き、ポスドクやDCの大学院生にも読んでもらった。かなり完成度の高い申請書が準備できたと思う。プレ・レビューにご協力いただいた方々にお礼をもうしあげる。
相当な時間を割いて書いたものなので、審査のためだけに使うのはもったいない。私のアイデアや研究計画を紹介する文書としては、これ以上のものはないので、公表しよう・・・かと考えたが、何しろ審査にかかる書類である。公表はよろしくないと考える審査員がいると、困る。こんなところで反発を招いては、研究室の大学院生やポスドクにもうしわけない。
公表は、審査結果が出てからにしよう。

さて、午後の少人数ゼミの準備に頭を切り替えよう。