学士力と国会議員の能力

中央教育審議会大学分科会小委員会は10日、大学卒業までに学生が最低限身に着けなければならない能力を「学士力(仮称)」と定義し、国として具体的に示す素案をまとめたそうだ。
今回の素案に示された「学士力」は、「知識」「技能」「態度」「創造的思考力」の4分野13項目。

【知識】 1)異文化の理解、2)社会情勢や自然・文化への理解
【技能】 3)コミュニケーション能力、4)数量的スキル、5)情報活用力、6)論理的思考力、7)問題解決力
【態度】 8)自己管理力、9)チームワーク・リーダーシップ、10)倫理観、11)市民としての社会的責任、12)生涯学習
【創造的思考力】 13)知識・技能・態度等を総合的に活用し,自らが立てた新たな課題を解決する能力

この項目を見て、ブラックジョークを思いついた。

なんだ、「学士力」は、政府・民主党自民党の議員に不足している能力ばかりじゃないか。

発声練習さんの以下のコメントにまったく同感だ。

気持ちはわかる。そういう人材を輩出したいし、そういう人材を採用したいことは痛いほどわかる。でも、そもそも教育の範疇で教えられること、大学の限られた時間で教えられること、身につけているかどうかを測定できることを根本的に考えての提案なんだろうか?