またタクシー帰宅

今日は、卒業論文発表会。終了後に、残ったオタマジャクシ救出のために、新キャンパスに出かけた。しかし、水の落ちた池には、無数のサギの足跡があり、オタマジャクシは見事に姿を消していた。自然界には無駄などないことを痛感させられた。救出せずに残したアメリカザリガニの姿も、まったく見えない。ポンプの吸水口に掘られた水溜りだけには、吸引された枯れ木などが隠れ家となったために、わずかながらオタマジャクシとヌマエビが生きのびていた。これらを救出し、作業は10分程度で終わった。
大学に戻って、提出したはずの卒業論文の改訂に対応した。その合間に、海外との連絡調整と、あさっての講演の準備。
あさっては、国際交流基金による「東アジア次世代リーダー招へいプログラム」で、「生物多様性の重要性:生物多様性保全の必要性と現在の課題」というお題をいただいて、45分間英語で講演する。「次世代リーダー」という言葉でなんとなく大学院生を想像していたのだが、参加者リストを見て、びっくり。アジア13カ国から一人ずつ選ばれた参加者には、英字新聞の記者、行政のプロジェクトオフィサー、研究所のユニット長、などの肩書きが並んでいる。加えて、オーストラリアから2人とニュージーランドから1人。英語が達者で、議論好きの方が大半のようだ。
そうこうしているうちに、今日も終電車に遅れた。