もちつき

今日は、矢原家恒例行事のもちつき。研究室からYさん、Kくん、Mさんが応援に来てくれた。我が家では毎年年末にもちをつく。蒸したてのもち米もうまいが、私の好みはつきたてのおろしもち。大根おろしの辛味ともちの甘みのハーモニーが絶品だ。
Wikipedia「餅」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%85)には、「20世紀に小型の電動(自動)餅つき機が普及し、一般家庭で古典的餅つき風景を見ることは少なくなったが、自治会や子供会の行事としては今も人気があり、歳末の風物詩となっている。」とある。確かに、杵でもちをつく作業は大変だが、餅つき機では労働の喜びは味わえない。
我が家では餅つき機を使わず、今でも石臼と杵でもちをつく。家族みんなの共同作業だ。私は小さいころからのもちつき体験を通じて、火のおこし方、たきぎの燃やし方や、杵の使い方、もちの返し方、水の管理の仕方などを学んだ。私の子供たちも、この一連の技術を継承してくれている。
もちつきは日本で生まれた行事らしい。「餅」をつくる文化自体は中国・韓国から東南アジアにかけて広くあるが、小麦を材料に使うことが多い。米のもちをみんなでつく習慣は、日本のすばらしい文化だ。餅つき機が普及しても、この文化が絶えることはないだろう。