屋久島からの帰還

Tappyさん、「早く再開を」というコメントをありがとうございました。昨夜、屋久島から戻りました。台風接近のため、予定を早めて戻ったので、今日は予定していなかった1日を、急務処理にあてることができます。
今回は、限界を実感。
ウィーンでの国際会議とウィーン往復の機内で、長期間すわったままの暮らしを続けたあとに、急に山道を歩いたために、腰痛をわずらい、1日は調査を休みました。腰痛は3回目。腰痛で調査を休んだのは始めて。
最初は、5年ほど前。ダーウィン著作集の原稿チェックのため、某出版社の地下室(人呼んで「座敷牢」)に「軟禁」され、終日すわって仕事をしたあと、関係者が待つ伊豆に移動しようとして、ギクッときて、しばらく動けませんでした。何とか伊豆にたどりつき、翌日には回復して天城山に出かけました。
2回目のときに、病院にかかって、骨を調べてもらいましたが、腰椎は正常で、ヘルニアの心配もないことがわかりました。
今回も同じ場所の痛み。骨盤の付け根が痛い。大臀筋の筋肉痛です。おそらく大臀筋が弱いのでしょう。間歇的ではなく、日常的に運動すればよいのでしょうが、なかなかそうもいきません。
まぁ、7kgのバッテリーをかついで夜道の調査をしたり、ウィーンでも地下足袋で山道を走り回ったりしましたから、どこか痛みがこないほうがおかしいのでしょう。
屋久島調査をはじめて1年3ヶ月が過ぎましたが、この1年あまりは、自分の体力の可能性と限界を見極める良い機会でした。
8月2日には、腰をかばいつつ、永田岳に登り、新種と思われる植物を採集してきました。同行のTくんには、「スローライフ」を進められましたが、限界を認識しつつ働けば、まだまだやれそうです。