アムステルダムに到着

無事アムステルダム空港に到着し、ベルリン行きの乗り継ぎ便を待っているところ。現地時間17時すぎ。日本では深夜0時をまわったところ。機内では、12時間ほど論文原稿を読んだり、機内ビデオを見たりしていたら、首が痛くなり、とうとう頭痛がしてきた。国際線機内では寝るほうが体に良いようだ。
アムステルダム空港は、有料だが無線LANが通じる。VISAで決済できるので、接続は簡単である。150通あまりのメールを受け取った(スパムも多いが)。ゆったりした休憩スペースがあり、パソコン用のデスクもあって、快適である。
機内ムービーで見たAugust Rushは、音楽に心を揺さぶられる佳作。身分の違う男女の恋がひきさかれるという設定はあまりにも古典的だが、「ロミオ」をロックシンガーに、「ジュリエット」を天才チェリストに置き換えて、チェロとロックを重ねるという音楽のアレンジはなかなか魅力的。アクースティックギター、教会のオルガン、ゴスペルなど、さまざまなジャンルの音楽が楽しめる。日本ではまだ上映されていないが、音響の良い劇場でもういちど見たいものだ。この映画の主人公は、両親の才能を受けついだ天才少年。ストーリーはやや月並みで、予定調和的な結末は途中から読めてしまうが、主人公の笑顔でスパッと終わったエンディングは心地よかった。音楽の天分を与えられた主人公を演じるのは「チャーリーとチョコレート工場」のFreddie Highmore。Annasophiaに続いて「チャーリーとチョコレート工場」の子役が大活躍である。