聖徳太子より千手観音になりたい

・・・などと思う日々。
今日から始まった「生態学II」の授業では、最後に10分の「ふりかえり」の時間をとって、(1)関心を持った講義内容の要約、(2)質問、(3)要望、をA4の用紙に書いてもらった。講義の速度・方法・内容は概ね好評。速度に関しては、一部にもう少しゆっくりが良いという意見があった。少数意見ではあるが、もうすこしゆっくり話す方向で努力してみよう。
英語のテキストを使って、英語まじりの講義をしたのだが、この点に関する不満はなかった。「単語の意味、英語の訳を教えてもらえるので、とてもわかりやすかった」というコメントがかなりあった。alternative hypothesis, foraging, predatorなど、生態学の文献でごくふつうに登場する用語でも、通常の辞書では、「対立仮説」「採餌」「捕食者」という訳にたどりつかないことが多い。
板書のuとvが区別しにくいというコメントがあった。確かに、そうかもしれない。次から気をつけよう。
キリンの動画は好評だったが、「あらかじめflu形式でダウンロードしておいてfluが再生できるプレイヤーソフトで再生すれば安定して早くできる」という指摘があった。そうしたかったのだが、私のノートPCが2つとも不調なので、今回はごめん。
テキストと関連する内容についても授業でふれたが(たとえばMHCによる選り好みの話題など)、これも好評だった。テキストの内容だけでは、講義をしている側としても退屈な面があるので、今後もテキストに新しい内容を加えるやり方を続けよう。
明日は、「生態学I」(一時限目)と、「生物学通論」(五時限目)。
講義の合間をぬって、締め切り対応や連絡調整にいそしむぞ。急ぎの仕事のメモ。

  • Y君、Kさん、F君らの論文原稿コメント
  • 屋久島での報告会の演題決定
  • 群集系統学シンポ連絡調整
  • 生態学会福岡大会準備関連の連絡調整
  • JSTレビューワーク連絡調整
  • 科研費申請書準備(19日まで)
  • 環境技術開発等推進費事後評価ヒアリング用ファイル準備(18日まで)
  • P&P事後評価ヒアリング用ファイル準備(19日まで)・・・何も、科研費締め切りと同じ日に締め切らんでも・・・。
  • 21COE最終報告書・・・「年度末業務」がまだ終わらない。
  • 北川グループ研究会準備
  • 農環研シンポジウム(10月22-23日)準備
  • 種生物学会「共進化本」原稿改訂
  • 生態学会公開講演会連絡調整
  • DIVERSITAS, bioGENESISサイエンスプラン分担原稿
  • 東京女子大講演要旨
  • 福井植物園講演要旨

それから、エーっと、エトセトラ、エトセトラ。