インドネシアにオバマ旋風

上記の記事は、今朝、延岡に向かうJR車中で書いたもの。その後、延岡での北川・五ヶ瀬川視察を終えて、いまは宮崎市内のホテルに滞在している。
ウェブで世界各国の報道を見ると、世界中がオバマ当選を歓迎しているようだ。
ひとつの好例が「じゃかるた新聞」の以下の記事である。

 二〇〇一年の九・一一米国攻撃テロ事件以後の数年間、インドネシア各地で反米デモの嵐が吹き荒れ、ブッシュ大統領の写真や国旗が焼かれた。インドネシア市民にとって米国は「戦争犯罪者」だった。しかし、インドネシアのテレビは五日、米大統領選の特番を繰り返し放送し、オバマ大統領の誕生を祝い、人々は「オバマの勝利は世界の勝利だ」と叫んでいる。
 オバマ氏は一九六七年、ジャカルタにハワイから移り住んだ。最初に住んだ南ジャカルタ・メンテンダラムのラムリ通りでは「私はオバマの友人だ」と話す住民が手を振って、記者たちを迎えた。
 町内会長のクンラドさん(七八)は「ベリー(オバマ氏の愛称)の母は地域住民にボランティアで英語を教える気さくで愛にあふれた人だった。西洋人でありながら、息子のオバマインドネシアの庶民と自由に遊ばせていた」と親愛の気持ちをにじませた。
 今までの米外交について「ブッシュ政権は外国に対する憎悪と傲慢さがにじみ出ていた。米国は遠い。でも金融危機インドネシアに影響する。オバマが大統領になれば、ムスリムも心を開いて彼を受け入れる。愛を持って政治をしてほしいと呼び掛けたい」と語った。