状態空間モデルによるトップダウン効果とボトムアップ効果の解析

深澤さんの講演が終わったところ。深沢さんも状態空間モデルを使って、奄美大島のネズミ類(外来種のクマネズミと絶滅危惧の在来種)に対するトップダウン効果(マングースによる捕食)とボトムアップ効果(人為的な土地改変、どんぐりの豊凶)の効果を解析されていた。マングース駆除によって在来種が増えており、クマネズミが増えてしまう悪影響は限定的という、保全上好ましい結論を、きれいな解析によって導かれていた。クマネズミではトップダウン制御よりボトムアップ制御が強いこと、在来種に対するギルド内捕食がなかったことが、幸いしたようだ。
ベイジアン状態空間モデルについてはよく知らないなので、勉強をする必要を感じた。ネットを検索すると、以下の論文から情報をたどれそうだ。