最後のお一人が無事釈放された。私の予想よりも長くかかったが、ASEM首脳会議期間中の日中首相「交談」時には釈放の判断がされていたものと思う。20日目の釈放ということなので、船長拘留期間の19日をこえたところで釈放したという深読みもできるが、手続きが単に国慶節(7日間)明けになったということかもしれない。いずれにせよ、大事にいたらずに良かった。日中関係の緊張も、次第に緩みつつある。尖閣諸島に関しては、「棚上げ」という方針が再確認された見て良いだろう。尖閣諸島の領有権に関して現時点でこれ以上争っても、日中双方とも得るところはない。