日本生態学会会長退任

2年間の会長の任期が今日で終わる。28日に退任の挨拶を書いて、学会のウェブサイトに掲載した。

http://www.esj.ne.jp/esj/message/no0105.html

菊澤前会長が「会長からのメッセージ」を62回書かれたのに対して、私が書いたのはたった5回。この結果は予想外だった。退任の挨拶でも書いたが、会長の立場にたってみると、気安くは文章を書けないものだ。つねに会長としての責任を意識してしまう。問題は、書く内容だけではない。「会長からのメッセージ」という機関承認を必要としない文書よりも、法人化の定款案など、公式に承認を必要とする文書の準備のほうが優先課題になる。
菊澤さんのように、どっしりと構えて指示を出すというように出来ないのが、私の至らぬところである。ついつい、いろいろな仕事をかかえこんでしまい、しめきりに追われる結果となる。そして、「会長からのメッセージ」を後回しにしているうちに、とうとう任期を終える日と迎えてしまった。
明日から、「会長」という責任から開放されると思うと、正直なところ、ほっとする。
明日からは、一会員として、ひきつづき学会の発展に貢献していきたい。