謎のサクラの正体

先週、英彦山で見た、種名不詳のサクラ(写真)は、どうやらオオシマザクラのようだ。望雲台の岩壁に生えていたので、現地では自生種であることに疑問を抱かなかった。しかし、高住神社周辺にはサクラ類が植栽されているので、その中にオオシマザクラがあったのだろう。オオシマザクラはもともと伊豆諸島の溶岩や火山岩の上に生える植物なので、安山岩の岩壁である望雲台に野生化するポテンシャルを持っていたのだろう。望雲台周辺にどの程度野生化しているかについて調査したいところだが、明日は別の場所で絶滅危惧植物調査をする。