COP10(第10回生物多様性条約加盟国会議)

Dan Faith, John Wiensと一緒に奄美に滞在中。昨夜は、Dan Faithと、COP10に向けてのGBIFキャンペーンに、日本の野生植物の絶滅リスク評価のアウトプットを連携する計画について相談した。
2月のアブダビ(IUCN-SSC)、今月の横浜(気候変動にともなう植生帯シフト)、生態学会福岡大会(私のシンポにDIVERSITASメンバーを招聘)を通じて外国人研究者と議論する中で、COP10の話題がしばしば登場する。世界はCOP10に向けて動いていると感じるが、日本では生物多様性に関係した研究者の間でも「COP10って何?」という声が聞かれる。生態学会福岡大会では、生態系管理専門委員会で、COP10に向けての取り組みの具体化を検討していただけるようお願いした。自然保護専門委員会には出席できなかったが、委員長に取り組みの必要性をご説明した。先日の京大gCOEシンポでは、京大生態研センターのTさんに、COP10に向けて国際協力の必要性をご説明した。
世界の研究者がCOP10に向けて協力している。開催国である日本の科学者は、その協力のネットワークに積極的に貢献すべきだろう。
しかし、何をどうすればよいのかわからないという人が多いのが現状だ。まずは、情報発信から始める必要がある。