議論のしかた

わけあって、久しぶりに「議論のしかた」のサイトを訪問し、友人に紹介した。
数年前、議論がまったく通用しない人を相手にすることになり、どう対処すべきか困惑したことがある。そのときにこのサイトを知り、非常に参考になった。
とくに、次の説明には、大きな感銘を受けた。まさに、目からウロコが落ちた。

議論とは何かを簡潔に答えよと言われたら私は次の一文を挙げます。

  • 議論とは人の意見を聞いて理解する場である。

実践するのはなかなか難しい事ではありますが、どういう議論が良いものかを考えるための出発点としては適切な言葉です。

議論の場では往々にして「人の意見を聞くこと」より「自分の意見を言うこと」を優先してしまいがちです。しかしよく考えてみて下さい。自分の意見を言うことによって何か得になることはあるでしょうか?それに対して、人の意見を聞くことは新しい知識が手に入るということから確実に自分の得になります。つまり、議論で何かを得ようと思ったらまず人の意見を聞くことです。

議論とは出された意見を理解する場です。そして理解できない個所はどんどん質問をします。そして最終的に出された意見を皆が理解しようとします。質問と回答の繰り返しこそが議論の本質です。

この説明について熟慮し、その後、議論が通用しない相手には、質問をすることにした。

今回、久しぶりにこのサイトを訪問した。私の記憶に間違いがなければ、数年前に比べかなり改訂・加筆されている。説得力に磨きがかかっている。いまはじっくり読んでいる時間がないが、一連の締め切りをクリアしたら、じっくり読んで勉強したい。