秘剣燕返しサムライロック

今日は、東北大の幾霜さんが、セミナーをしてくれたので、6時から「ちゃんこ御島」で歓迎会（ご苦労さん会）をした。江戸期古伝柱焼酎造り清酒「秘剣燕返しサムライロック」が届いていたので、持込みをさせていただいて、痛飲した。
柱焼酎造りというのは、発酵を止めるために、醸造用アルコールを使うかわりに、焼酎を使う製法である。日本酒通のSさんに聞くと、この製法について知ってはいたが、いまでも造られているとは知らなかったそうだ。Sさんが知らないくらいだから、かなりマイナーな酒である。
もちろん、芋焼酎や麦焼酎を使っては、清酒の味と喧嘩してしまうだろう。そこで、「秘剣燕返しサムライロック」では、吟醸酒を造った酒かすから、粕とり焼酎を造り、それを発酵後に加えているそうだ。
呑むと、確かにほんのりと、粕とり焼酎の香りがした。清酒でありながら、焼酎のきれがある。「サムライロック」という名前にならって、ロックで呑んでみたが、それもまたよし。
なかなか面白い酒だ。