北川の河川植生に関する共同研究者募集

今日は、河川生態学術研究会北川グループの研究会出席のため、延岡に来ている。研究会・懇親会が終わり、ホテルの部屋の戻ったところ。
昨夜10時すぎから研究発表の準備をはじめ、終わったのは午前2時ころ。「昨夜」は3時間半しか寝ていない。
小倉経由で延岡に行くJR車中でも、発表用のパワーポイントファイルを作った。日豊本線の特急は結構ゆれるので、すこし車酔いをしてしまった。
他の研究会メンバーは、研究室の主力を河川生態の研究に注いでいる。私はと言えば、研究室で一人だけで、河川生態の研究もしている。調査時には、ポスドクのNさんに手伝ってもらっているが、データの解析、発表用資料のとりまとめはすべて私が行っている。
6年分のデータがたまり、もうすこし展開したいのだが、いかんせん、時間がない。最近は、研究会に出るたびに、一人で負える責任の限界を感じている。
もし、北川の河川植生の動態に関して、共同研究をしてくださる方があれば、ぜひご連絡いただきたい。旅費や調査費は、準備できる。
北川は、平成9年の河川法改正後、最初に大規模河川改修工事が行われた場所であり、工事にあたって、環境保全生物多様性保全へのさまざまな配慮が行われた。その効果を評価する仕事は、社会的に大きな意義がある。
一方で、北川流域には、絶滅危惧植物が多数生育しており、それらについての基礎的な調査を行い、保全措置を検討することも、大いに意義がある。
基礎的には、非常に大きなかく乱が繰り返す環境での、多種共存の問題を扱える。
やりがいのある仕事だと思う。
さすがに眠いので、今日は早めに寝よう。
いくつかメールをいただいているが、出先なので添付ファイルは受け取れていない。返事は日曜日になる。
明日は6時半すぎにホテルを出て、快速さわやかライナー3号で宮崎空港に向かい、午後から植物レッドデータブック見直し調査結果にもとづく判定会議に出席する。
この会議はあさって、28日まで。
29日には福岡に戻るが、夜には生物多様性国際シンポに出席するDIVERSITASの科学委員が2名来日する。それまでには、シンポジウム講演のパワーポイントファイルを作る必要がある。
それは何とかするが、論文を書く時間がとれない。困った。