和文雑誌検索・閲覧システム

Tくんの日記によれば、農学部の図書館に「雑草研究」を見に出かけたら、蔵書整理中のため、見ることができなかったという。東大は、CiNiiに機関登録していないのだろうか。
ツユクサ」でCiNiiを検索してみると、105件の文献がヒットした。確かに、「雑草研究」には「異なる光環境下におけるツユクサ(Commelina communis L.)の生育型戦術」など、ツユクサを材料にした論文がいくつも発表されていた。「雑草研究」はCiNiiが電子ジャーナル化しているので、機関登録をしている大学なら、pdfファイルをダウンロードできる。
九大は、昨年まで機関登録していなかった。そこで、学内用のウェブサイトの意見箱に下記の投書をした。意見箱には、2005/08/09付けの私の投書とそれに対する回答が残されている。

国立情報学研究所の論文情報ナビゲータCiNiiは、Web of Scienceに登録されていない論文情報(和文を含む)を検索するうえで非常に有用なサイトです。大学で機関登録すれば、年間105万円の利用料金で、全教官・学生が利用できるようになります。ぜひ機関登録してください。国立情報学研究所の事業をサポートする意味でも、九大クラスの大学は機関登録すべきだと考えます。ご検討をお願いします。

私の投書に対しては附属図書館から前向きな回答があり、その後今年の2月から、機関登録後の運用が開始された。その結果、一般に公開されている文献の要旨だけでなく、本文のpdfファイルを閲覧できるようになった。

国立情報学研究所のCiNiiに関しては、基本的にすべての大学が機関登録料を払って、教官・学生の利用をサポートすべきだと思う。年間105万円の利用料金は、機関単位ならどの大学でも支出可能な額である。